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NGP日本自動車リサイクル事業協同組合(東京都港区、小林信夫理事長 以下、NGP協同組合)は10月23日、「第19回通常総会」を都内のホテルにて開催した。
同組合は、NGPグループ創立から37年、協同組合としては20年目を迎える。これまで、本総会は新型コロナウイルス感染防止の観点から来賓の招待を中止するなどの対応をとっていたが、新型コロナウイルスの5類感染症への移行に伴い、社会活動の正常化に向けた動きが進んだということから4 年ぶりに通常の総会、懇親会を開催した。
総会冒頭、あいさつに立った小林理事長は、厳しい事業環境下でありながら、組織活動に協力頂いている組合員に感謝の意を示し、全組合員で困難を乗り越え、今まで以上に強いNGP グループを作り上げていくことを唱えた。
同組合は、創立者である大石一彦氏が掲げた三大信条「お客様第一」の理念に基づき、NGPグループを、より強固なグループに発展させる為に、全組合員が一致団結していくとともに、持続可能な社会のため、今後もリユース部品の利用拡大に取り組んでCO2の排出削減に大きく貢献する。また、廃棄物の発生抑制や素材の再資源化の推進、環境保全の大切さを子どもたちに伝える活動に取り組み、引き続きカーボンニュートラル、サーキュラーエコノミーに実現に貢献していくとしている。
以下、小林理事長挨拶
本日、NGP事業協同組合第 19 回通常総会を開催することができましたこと、組合の皆様のご支援の賜物と深く感謝申し上げます。毎年発生している大雨災害、本年度も 6 月初旬に愛知県を中心とした台風 2 号の災害に対し、豊川市に臨時ヤードを設置、東海支部の組合にご尽力をいただきました。 7 月には梅雨前線停滞による記録的な大雨により、福岡県うきは市に臨時ヤード、秋田県では秋田市内中心部が冠水し、臨時ヤードを設置。本年度は記録的な猛暑の中、水害対応に協力いただいた九州支部組合、東北支部組合員の皆様には本当に感謝しております。
さらに、9 月の台風 13 号では線状降水帯発生による河川の氾濫で、千葉県、茨城県、福島県の太平洋沿岸部で発生し、3 カ所同時に臨時ヤードを設置することとなりました。重ねてご尽力いただきました組合に並びに NGP本部スタッフには改めて感謝申し上げます。ありがとうございます。 大規模災害の発生は誠に残念なことではありますが、災害対応を通じてNGPグループの強い結束力を感じるとともに、あいおいニッセイ同和損保社と NGPの長い信頼関係があることだと感じております。
さて、本年は NGPグループにとって、とても悲しい出来事がありました。NGP グループの分裂期となった際に大変ご尽力をいただきました。故多田幸四郎チャーターが 6 月 23 日に他界、翌週の 28 日には NGP 創設メンバーである故中島正則チャーターが他界されました。 NGP グループは大石名誉顧問の熱い思いに共感したメンバーにより設立。全国へと会員が拡大、そしてグループ分裂危機を乗り越えてまいりました。今現在の強い NGPグループがあるのは、他界されたお二人の大変なご尽力があり、そして組合員の皆様の地道な努力の積み重ねによるものであります。
自動車リサイクル業界は仕入車両の発生激減の状況が続いており、非常に厳しい事業環境が続いております。そのような環境下でも NGPグループとして一致団結し、1 社も欠けることがないよう、みんなで努力をし続けてしかないと考えております。 他界されたお二人は NGPグループに対し、人一倍熱い思いがありました。その熱い思いに恥じることがないよう。全組合員で困難を乗り越え、今まで以上に強い NGPグループを作り上げていきたいと考えています。 本日の総会に提出される各議案につき、皆さんの相違を持ってご承認をいただき、第 19 期の事業計画の成功が NGP 組織の将来の成長率が図ることを期待し、やまないところであります。以上をもってはなはだ簡単ではありますが、冒頭の挨拶とさせていただきます。
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