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YouTubeを“集客”に活用

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チャンネル登録者数4万人超えの秘訣は“実行の連続”

 小学生が将来つきたい職業ランキングで一位を獲得したこともある「YouTuber」。最近ではそのYouTuberをテレビで目にする機会も増え、「YouTube」はより身近な動画共有サービスとして存在感を増している。各種統計からも日本におけるYouTube利用者数は人口の約半分に達しているとの数値も報じられており、その利用者は若年層に留まらずより幅広年代へと広がっている。

 そのYouTubeを利用し、自ら情報を発信することでユーザーの評価を得、クルマ販売に繋げているホンダカーズ野崎(栃木県大田原市)の松本正美店長の取り組みを紹介したい。

■YouTubeは方法
 松本店長はYouTubeに「クルマ屋のYouTube集客大学」チャンネルを立ち上げ、YouTubeを如何に商売へ繋げるかをレクチャーしている。その目的はクルマを売ることであり、本業を立てること。集客はそのための手段であり、その方法がYouTube。
 レクチャー内容は動画作成の方法といった初歩的なものから、ユーザーに何をどう訴求するかといったマーケティング的な要素やシナリオ、編集方法など実践的なものも含んでいる。
 松本店長自身が運営するYouTubeチャンネル「ホンダシビックタイプR販売台数日本一」は、僅か1年強で4万7200人のチャンネル登録数を誇っており、自動車販売店運営のYouTubeチャンネルとしては異例のユーザー数を確保している。動画数は1年強のわずかな期間にありながら、323本の動画をアップしており精力的に取り組んでいる。

■YouTubeとホームページの違いは
 松本店長は「YouTubeは自社ホームページとは全く別のチャンネル。自動車販売店もYouTubeをやるべき」という。
 松本店長は20年前からホームページを利用した集客に取り組んでおり、自ら講師を務めるなど実績も積んでいる。その松本店長は、YouTubeとホームページの作りは似ているが、決定的な違いとしてYouTubeの爆発力を挙げる。
 「ホームページの閲覧者数は良いとこ1000~2000人。YouTubeは4万と桁が違う。今は世の中の人のマニア化が進んでいる。少数派と言われている人、マニアと呼ばれている人が知りたい情報を入手でき、発信できる時代。インターネットには無料のノウハウが転がっている。例えば『S2000』で検索するとマニア系のサイトが多数出てくる。そこには初心者もいれば、詳しい人もいる。
 その中で自身が取り組んできたのは初心者に向けての動画作成と配信。目的はホンダカーズ野崎のファンづくり。自身のファンづくり。実際に販売することはできないが、ファンづくりが出来れば栃木県に店舗を構えながら他県からも買いたい、売ってほしいという声をいただける。そうなっている」。

■チャンネルコンセプトは「大手にできない戦略を」
 「YouTubeにチャンネルを持つ自動車メーカーはあるが、人を介しているものは少ない。新車などの車の紹介が多く、そのクルマのファンがいるだけ。
 YouTubeのチャンネルコンセプトは「大手にできない戦略を」。小さいからこそできることがある。それは誰にでもできる」。
 松本店長自身が武器として挙げるのは『タイプR』。「スタートは22年前にタイプR一番売りたいと思ったこと。武器や特色は作るもの。特色は見せ方であり誰にでもできるもの」。
 「10年前、情報は一方通行であった。それはテレビやちらし。昔は100人に飛び込み営業を行い、1人でも契約できれば良い方。その100人も興味関心があるかもわからない。例えばちらしも巻き続けることで効果があるとすれば、膨大な費用もかかる。今は無料のツールとしてSNSがある。SNSは不毛にアプローチできる。ここをターゲットにする。SNSは『露出→認知→共感→信頼』のサイクルを構築できるツール」。
 YouTube集客研究所ではチャンネルコンセプトの作り方を教える。会社は小さいほうが動きやすい。一つ一つが資産になる。その中で自分の考えやこだわりといったスパイスを加えないといけない。10分の動画を制作するにあたり、おおよそ3時間を要している。制作は日常業務の中で行っている。声を大にして言いたいのは「時間があるなら動画を作れ!」ということ。この一つをとってみても大手にはできないこと。

■YouTubeは「実行」の連続
 チャンネル登録は4万人。100件、200件でも問い合わせがある。重要なのは動画制作をやること。見つけるためのノウハウが大事であり、悩みに直結すると解決する。極端に言えば登録数が10人でも家が売れる。ただ、我流では駄目。広告マーケティングでPDCAが重要と言われるがYouTubeは「DDDD(=Do、Do、Do、Do)」。実行の連続。それに加えて戦略が必要。目的はYouTubeの再生回数で儲けることではなく、クルマを売ること。自社YouTube登録者数は4万7000人、その中でも一日3万人から4万人に閲覧してらっている。加えて新規もいる。地道に動画を上げ続けたことで、動画20本を上げた時にタイプRを買い求めに来たお客様がいる。動画を通じて直接、ユーザーに問いかけることができる。大事なのは自社の収益に繋げること。
 自身がYouTubeを通じてクルマ販売を体験しているからこそ人にその方法を伝えたい。ダイエットが一例。先生がいるから続く。

■悩み解決がファンづくりに繋がる
 YouTube集客研究所は、動画シナリオの作り方や編集の方法も学べる。対象ジャンルは中古車・輸入車・鈑金・整備とクルマ業界に関わること。動画はお客様のお悩み解決。お客様が知りたいことを提供することが大切。現代はYouTubeが悩み解決システムになっている。YouTubeを始めることで集客の悩みから解放される。その為のノウハウを提供する。ちゃんとしたやり方があればお客様の目に留まる。

 今は皆がメディアを持てる時代。だからといって皆が上手くいくわけではない。YouTube集客研究所を通じて、失敗しないために上手くいくためにどうやるべきかを伝えていきたい。

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