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【トップインタビュー】「車検の速太郎」を展開する速太郎本部の高木芳郎社長に聞く

  • 速太郎本部の高木芳郎社長 速太郎本部の高木芳郎社長

加盟200店体制の確立と24年に先がけた加盟店の経営革新を推進、OBD車検や特定整備制度に対応、強固な経営基盤構築を支援

 広島市内に本部を構える車検フランチャイズチェーン(FC)「車検の速太郎」を展開する速太郎本部。2016年4月にはホールディングス(HD)体制に移行し、FC本部の経営スピードを高めた。「加盟店200店体制」に向けて着々とFCネットワークを拡大する中、既存加盟店には大手中古車専業店なども多く「車検」事業への関心は高まる。一方で2024年10月には車検制度の大変革が待っている。OBD(車載式故障診断装置)を用いる「OBD車検」が導入され、自動運転技術などにも対応するOBD検査で、電子制御装置の目に見えない不具合・故障にも対応する。特定整備制度への対応など、車検ビジネスにも大きな革新が求められる中、同社事業の方向性や加盟店支援への姿勢、加盟店ネットワークの現状などについて、高木芳郎社長に聞いた。 (室田一茂)

―コロナ禍で、各事業に影響が出ているが、車検事業は堅調な推移を見せている
 「例年11月に開催していた『全国オーナーコンベンション』は来年5月に延期、各種研修なども集合型での実施が難しくなった。既存加盟店の車検対象台数は年々増加しており、『車検制度』を根幹とした加盟店の状況は前年比でも上向きの状況。春先からの新車供給遅延などで、代替えを控えたユーザーも多いようで、継続車検を受けるケースが多く見られたようだ。各加盟店にはコロナ対策として、衛生管理の徹底を推奨するほか、集合研修ができない状況下で、ZOOMなどを活用したリモート研修に注力している」

―新規加盟店も順調に増加、全国200店体制に向け着実に前進している
 「コロナ禍の影響はここにも出ている。順調に契約まで進んでいるものの、導入研修の未実施や店舗工事の遅れなどによる出店待ちの新規加盟店も多い。現在(11月19日現在)までに申込ベースで183店、契約済みは150店、オープン中が123店という状況だが、各店舗のオープンをサポートしていきたい」

―24年に向けた体制整備が急務とされる中、加盟店の経営支援、新制度への対応などをフォローしている
 「われわれ『車検の速太郎』のポリシーである『短時間車検』を守りながら、新制度や新技術に的確に対応していきたい。特定整備制度やOBD車検に対応したスキャンツールへの対応など、高度化する車検制度にいち早く対応していきたい。24年に先がけて、加盟店の体制整備を進めていきたい。顧客管理などを行うアプリ『Hαyaノート』の充実を図るべく、整備システムと顧客データの連携など、アプリの強化で加盟店と顧客のコミュニケーション強化につなげていきたい」


【プロフィール】
高木 芳郎氏(たかぎ・よしろう)1960年7月4日広島県福山市生まれ、60歳。83年アンフィニ広島入社。2001年速太郎本部入社、営業部長。10年常務。16年4月社長。

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