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9月鉄スクラップ市況

先行き警戒感と根強い先高期待が入り混じり

 日本鉄リサイクル工業会(東京都新宿区)は9月1日、国内の鉄スクラップマーケット情報を発表した。9月の国内鉄スクラップ相場は中旬までは輸出相場主導で騰勢を強めたが、海外相場が頭打ちになると、4連休後には国内でも踊り場を迎えた。月末時点のH2炉前価格は関東と関西ともに2万6500円~2万7500円程度を形成し、前月末比1000円~1500円高値にある。

 関東鉄源協同組合と関西鉄源連合会が実施した共同輸出向け販売入札では落札価格がともに2万9000円(FAS)を超える高値を付け、ベトナム向けH2輸出成約価格は一時310ドル~315ドル(CFR)へ続伸したが、月末時点では290ドル~295ドル(CFR)に反落し、韓国向け成約価格も2万7000えん(FOB)と直近高値から1500円切り下がっている。

 海外では9月上旬に301ドル~302ドル(CFR)に続伸したトルコ向けHMS成約価格が月末時点では296ドル(CFR)へ後退し、300ドルを割り込んでいる。加えて、上昇を続けていた鉄鉱石価格や中国の鋼材価格も高値修正の動きを見せたことで、鉄スクラップ相場は国際的に調整局面入りしたとの見方が出始めている。半面、日本では高炉、電炉ともに製品値上げを相次ぎ打ち出す「値上げの秋」を迎えており、国内鉄スクラップ相場は先行き警戒感と根強い先高期待が入り混じりながら下期を迎えている。

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