カープロジェクトレゴリス
「0」からの経営を支えたのは「JUテントリ」による業販、「小売り+業販」で在庫回転し新店舗を軌道に
兵庫県姫路市の北部、仁豊野に店舗を構えるカープロジェクトレゴリス(福山景悟代表)は、店頭在庫10台規模ながら、コンスタントに「JUテントリ」を通じた業販で実績を重ねる。大型店にはない強みを持って「小売り」と「業販」の双方で引き合いが見込める中古車を仕入れる「プロの眼」が光る。一方で顧客販売も堅調に推移しており、顧客には主に「注文販売」で中古車を提供、福山さん1人で店舗運営しながら、効率の良い経営を行うのが特徴だ。 (室田一茂)
■26歳で独立、1から中古車販売店経営を学ぶ
父が経営するライフグループ(ライフオート)で6年間経験を積んだ後、26歳の若さで中古車販売店を立ち上げ独立した。大型の展示場と豊富な在庫を持つライフオートとは一線を画した店舗スタイルを1人で築いた。店頭在庫は10台規模。独立してすぐの管理客のいない状況では特に「JUテントリ」を活用した業販が小売りをカバーする武器として大いに役立ち、店舗経営も軌道に乗った。
■「売れる」秘訣は「人とはちょっと違うクルマ」を厳選・在庫すること
レゴリスの店頭に並ぶ車両の多くが「プリウス」や「プリウスアルファ」、「アクア」など、一見どこの展示場でも見かけるハイブリッドカーやミニバンたち。同店の販売の4割は注文販売なので、残りの6割をこうした展示車のインターネットを通じた小売りと業販が占めるという。インターネット、業販でヒットしやすい同店の在庫車の特徴は「ノーマル+アルファ」のシンプルなカスタマイズ車。人気車種でありながら「人とは違うクルマ」を期待するユーザーをターゲットに据え「ノーマルっぽいけど、ちょっとカッコいい」というクルマに引き合いが強い。
■「他と違うクルマ」=「注文にハマるクルマ」という独自の方程式
AAを中心とした仕入れの場で特に着目するのは、良質車でありながら、他とは違う「光る」クルマ。トヨタ車の場合、例えば純正オプションの「モデリスタ」エアロなどを装着した車両がターゲットだ。こうした車両を常にイメージしながら、在庫車を仕入れる。
一方で、1人で店舗を切り盛りする中、ネットからのAA参加が多いこともあり、修復歴が無く、「下見の必要がないクルマ」に限定される。
■JU系AAを活用しAA引用で簡単車両登録、厳選車を即時登録
「登録もしやすく、展開図も作成しやすい画期的な仕組み。AA引用などを活用し在庫車は全て登録している」と「JUテントリ」への信頼度は抜群だ。登録した翌日に成約するケースもしばしば。厳選して仕入れた車両は即時登録する徹底ぶりで成約チャンスを拡大している。もちろん、売るための「労力」は惜しまず、登録車両の「セールスポイント」欄には、業販の先にある「小売り」を意識した丁寧な商品説明をきっちりと記載している。福山さんが厳選して仕入れ、丁寧に登録した中古車は北海道から沖縄まで幅広いエリアに売れて行っている。中古車は「1点モノ」という、この商売の原点がそこには垣間見える。
■業販とネットを中心としながらも、将来は地域密着の店舗運営に傾倒へ
地域柄もあり、地元志向の強いマーケットにおいて「地元のお客さんを増やしていきたい。地域密着の店舗運営で、地元の人々に頼られる店舗を目指したい」と将来の姿を考える。「JU適正販売店」として、地域のユーザーに親しまれ、頼りにされる店舗像をしっかりと描く。JU兵庫(森本義則会長・理事長)では、青年部の副部会長を務め、県内外の多くの若手経営者たちと交流を深めているのもその取り組みの一環と言える。
じっくりと腰を据えた経営でしっかりとした顧客基盤を整え、将来的にはライフグループ(ライフオート)に持ち帰り、会社の永続的な発展に寄与したいという思いが強く感じられる。また、「姫路エリアは特にJU系の団結力が強く、先輩たちと一緒になって、この業界を盛り上げていきたい」という思いも福山さんの地元志向や地域密着の経営姿勢の拠り所なのかもしれない。
<店舗情報>
社名:カープロジェクトレゴリス
住所:兵庫県姫路市仁豊野123-1
TEL:079-264-6615
代表者:福山景悟(ふくやま・けいご)代表
■26歳で独立、1から中古車販売店経営を学ぶ
父が経営するライフグループ(ライフオート)で6年間経験を積んだ後、26歳の若さで中古車販売店を立ち上げ独立した。大型の展示場と豊富な在庫を持つライフオートとは一線を画した店舗スタイルを1人で築いた。店頭在庫は10台規模。独立してすぐの管理客のいない状況では特に「JUテントリ」を活用した業販が小売りをカバーする武器として大いに役立ち、店舗経営も軌道に乗った。
■「売れる」秘訣は「人とはちょっと違うクルマ」を厳選・在庫すること
レゴリスの店頭に並ぶ車両の多くが「プリウス」や「プリウスアルファ」、「アクア」など、一見どこの展示場でも見かけるハイブリッドカーやミニバンたち。同店の販売の4割は注文販売なので、残りの6割をこうした展示車のインターネットを通じた小売りと業販が占めるという。インターネット、業販でヒットしやすい同店の在庫車の特徴は「ノーマル+アルファ」のシンプルなカスタマイズ車。人気車種でありながら「人とは違うクルマ」を期待するユーザーをターゲットに据え「ノーマルっぽいけど、ちょっとカッコいい」というクルマに引き合いが強い。
■「他と違うクルマ」=「注文にハマるクルマ」という独自の方程式
AAを中心とした仕入れの場で特に着目するのは、良質車でありながら、他とは違う「光る」クルマ。トヨタ車の場合、例えば純正オプションの「モデリスタ」エアロなどを装着した車両がターゲットだ。こうした車両を常にイメージしながら、在庫車を仕入れる。
一方で、1人で店舗を切り盛りする中、ネットからのAA参加が多いこともあり、修復歴が無く、「下見の必要がないクルマ」に限定される。
■JU系AAを活用しAA引用で簡単車両登録、厳選車を即時登録
「登録もしやすく、展開図も作成しやすい画期的な仕組み。AA引用などを活用し在庫車は全て登録している」と「JUテントリ」への信頼度は抜群だ。登録した翌日に成約するケースもしばしば。厳選して仕入れた車両は即時登録する徹底ぶりで成約チャンスを拡大している。もちろん、売るための「労力」は惜しまず、登録車両の「セールスポイント」欄には、業販の先にある「小売り」を意識した丁寧な商品説明をきっちりと記載している。福山さんが厳選して仕入れ、丁寧に登録した中古車は北海道から沖縄まで幅広いエリアに売れて行っている。中古車は「1点モノ」という、この商売の原点がそこには垣間見える。
■業販とネットを中心としながらも、将来は地域密着の店舗運営に傾倒へ
地域柄もあり、地元志向の強いマーケットにおいて「地元のお客さんを増やしていきたい。地域密着の店舗運営で、地元の人々に頼られる店舗を目指したい」と将来の姿を考える。「JU適正販売店」として、地域のユーザーに親しまれ、頼りにされる店舗像をしっかりと描く。JU兵庫(森本義則会長・理事長)では、青年部の副部会長を務め、県内外の多くの若手経営者たちと交流を深めているのもその取り組みの一環と言える。
じっくりと腰を据えた経営でしっかりとした顧客基盤を整え、将来的にはライフグループ(ライフオート)に持ち帰り、会社の永続的な発展に寄与したいという思いが強く感じられる。また、「姫路エリアは特にJU系の団結力が強く、先輩たちと一緒になって、この業界を盛り上げていきたい」という思いも福山さんの地元志向や地域密着の経営姿勢の拠り所なのかもしれない。
<店舗情報>
社名:カープロジェクトレゴリス
住所:兵庫県姫路市仁豊野123-1
TEL:079-264-6615
代表者:福山景悟(ふくやま・けいご)代表