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【トップインタビュー】ホンダユーテック 伊藤哲也社長に聞く

  • ホンダユーテック 伊藤哲也社長 ホンダユーテック 伊藤哲也社長
  • 新ユニフォームの背中に映える同社ロゴ 新ユニフォームの背中に映える同社ロゴ

「喜ばれることを、喜びに。」 お客様の期待に応える

 社長就任後は 「BS11(ビジネスサポートイレブン)」を推進。ホンダユーテックの「役割と事業」の確立に注力。 「人間尊重」に基づいた人材教育・組織改革の推進に取り組んできたホンダユーテック伊藤哲也社長。昨年は人材育成の一つの成果としてホンダグループで行われているNHサークル世界大会にホンダAA関西会場のメンバーが出場し、特別賞を受賞するなど成果も挙げた。今年度はどのような取り組みを進めるかについて伊藤社長に話を聞いた。

■「役割と事業」の目的を果たしつつあるBS11
 推進から3年が経過するBS11も進化している。ホンダ販社様から業販価格のチェック依頼もいただく。当社からは修復歴の見落としや1‐3月の需要期を見据えた販売動向なども提案。当社はホンダ販社様の中古車を1台ごと詳細に見ることができ、ホンダ販社様の中古収益の改善といった骨太の提案に繋げている。
 一方でオークション出品を提案する際には、陸送を含めた総コストを考えて提案している。店頭小売、オークション出品のどちらにしてもホンダ販社様の立場に立った視点が大事。現在のところ、改善提案も奏功し、BS11は順調に進んでいる。
 今後は、ホンダ販社様の全てを見られる体制構築が重要であり、サテライト・ヤードの設置も考えていく必要がある。BS11はホンダ販社様のためになることであり、本当の win-win の関係を築くことが大切。そのためには、我々が実力をつけること、自信を持ってホンダ販社様に言えることが大事。BS11の今後の取り組みはバラツキを無くし、各人の提案レベルを上げること。ただそれも現場と本部が一体となることによって良くなっている。

■準検査員の役割は重要
 ホンダユーテックの準検査員のユニフォームを5月から変えた。デザインは某有名なデザイナーの監修を得た、ユニフォームを採用した。膝当てのついたデザインで、実際に検査を行う上での動作を確認し、機能
性も重視した。準検査員が「着たい」と思うユニフォームを作りたかった。検査へのモチベーション向上にも繋がればと考えている。
 当社オークションの検査は、第三者検査機関(AIS)を使っているが、第三者に依頼することで中立性と信頼性が得られる。当社が準検査員を養成していくことで、検査内容を自社で確認できる。検査の見方を備えていないと、自社で検査内容の判断もできず、出品店と落札店にホンダオークション事務局として話ができない。お客様と信頼関係を構築する意味でも自社で検査の見方、言葉を持つことが大切であり、それによって全国6会場での検査の公平性が保てる。当社のオークションは月曜日に全国同時開催だが、例えば北海道と九州の検査が異なるようでは、お客様は売り買いの判断ができない。全国統一であるからこそ6会場
全てが成約率90%超の実績を残すことができ、高成約率の背景ともなっている。
 昨年立ち上げた流通課はホンダグループの中古車流通の活性化を目的としている。その一環として在庫共有を展開しており、今後は更に力を入れていく。在庫共有はホンダユーテックが在庫する小売車をホンダ販社様向けに共有し、ホンダ販社様の管理ユーザーとのパイプ強化を狙っている。

■ 「喜ばれることを、喜びに。 」 を意識
 今年からサービススタッフの新入社員研修は4月の基礎研修に加えてさらにもう1ヶ月、サービス実践研修を行うことにした。今までは1ヶ月の基礎研修後、各店舗で実践を交えながら研修を行なっていた。その方法では店舗の多忙さや教育係により、バラつきが生じかねない。1ヶ月間、現場で教わることを配属する前に全員に教える。また、研修の教育担当者に聞きたいことを聞ける環境を整えることで、新入社員の悩みや課題も顕在化できる。戦力として育てるには教育しかない。 また、管理職にも研修を行い、より高いステージを目指していく。
 また、 「働き方改革」の一環としてオークション部門にもフレックスを導入した。本人の気持ち、意識を大切にすることが重要であり、同じ8時間を有効に利用することでモチベーションの向上にも繋がる。CS向上の精神である「喜ばれることを、喜びに。」を意識し、お客様の期待に応えること、そのために努力することは何かを考える。お客様の声を聴くことが大切であり、コミュニケーションカードも変えた。今は
全店舗のカードを確認している。コミュニケーションカードを舐め尽くすほど目を通し、目に見える部分
だけではなく、潜在している部分まで意識を張り巡らせ考えることが大事。

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