関東地区のAA中古車流通は4月下旬から5月上旬、GW連休を挟み震災影響による流通台数減少を受けた動きから新たな要素が見られた。
4月を通して新車生産、販売の大幅な減少を受けての中古車の発生、市場への供給も大幅に減少。3月期末の発生ダマも4月中盤にはほぼ「食い尽くした」状況。それを受け流通量は例年より早く減少に転じ、5月初旬はGW期間の僅かな貯金で明けの市場を迎えた。今後は現在の流通量水準から例年の「夏涸れ」の時季的減少に向けた動きが続くものとみられる。
一方で買い需要の面からは様々な要素の交差が見られている。タマ不足からの高成約基調に震災被災地の喪失車代替需要が「軽自動車、低価格車、検付」という要素で加わっていたのが4月の構図。これが5月を迎えてこの被災地復旧需要への行き渡りも始まったことから、個々にニーズの入れ替わりも見られる。しかし被災車両は40万台との説もあるほどの規模で需要が引き続き、低単価に向かっていた需要が中高単価帯に変わる側面も見られるなど、「取り合い」の状況がより広い範囲に変わるだけ、ともいえる。これに輸出需要の回復も加わったことで、主要会場は連休明け新記録水準での成約率実績に。
この「取り合い」の構図は暫く続くが、各方面ニーズの入れ替わりも予想され、要注目といえる。
4月を通して新車生産、販売の大幅な減少を受けての中古車の発生、市場への供給も大幅に減少。3月期末の発生ダマも4月中盤にはほぼ「食い尽くした」状況。それを受け流通量は例年より早く減少に転じ、5月初旬はGW期間の僅かな貯金で明けの市場を迎えた。今後は現在の流通量水準から例年の「夏涸れ」の時季的減少に向けた動きが続くものとみられる。
一方で買い需要の面からは様々な要素の交差が見られている。タマ不足からの高成約基調に震災被災地の喪失車代替需要が「軽自動車、低価格車、検付」という要素で加わっていたのが4月の構図。これが5月を迎えてこの被災地復旧需要への行き渡りも始まったことから、個々にニーズの入れ替わりも見られる。しかし被災車両は40万台との説もあるほどの規模で需要が引き続き、低単価に向かっていた需要が中高単価帯に変わる側面も見られるなど、「取り合い」の状況がより広い範囲に変わるだけ、ともいえる。これに輸出需要の回復も加わったことで、主要会場は連休明け新記録水準での成約率実績に。
この「取り合い」の構図は暫く続くが、各方面ニーズの入れ替わりも予想され、要注目といえる。