USS群馬会場(群馬県藤岡市)は5月14日、GW明け初開催を月例イベントとして開催した。

　震災による影響から市場に徐々に回復も見られる中、同会場周辺の関東北部、信越エリアも連休明けの動き出しが活発に。その一方で新車生産の低調化が聞かれるため、中古車商材の確保への動きも重なり、同会場には開会時に駐車場がほぼ埋まるほどの来場状況に。また信越、関東南部など比較的遠方からの来場も多めに見られた。

　また連休前からの中古車取引の高基調化を受け、同会場への出品車には好取引を期待した内容の車両の出品が目立った。状態、また商品性が良好なものが選ばれ、あるいは仕上げられて出品される傾向に。特に同会場で人気が高く各20～30％の構成比を占める「プライムタイム」や「軽自動車」といったコーナーで顕著にそれが見られた。

　これらの効果から開会直後から食いつきの強いセリが続き、主要コーナーで成約率80％水準での展開に。また同会場は成約効果向上をねらいに5月より再セリを無しにしたことも相俟って高基調で進行、開催全体で成約率76.3％の最高記録水準の結果を収めた。

　同会場は「会員が売れて買えて商売につながるオークションでないと意味がない」（関係者）と高成約重視のAAをスピード感のある運営で推進する構え。