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【繁盛店レポート】ホンダカーズ野崎 「武器」は見せ方であり演出

  • 松本店長 松本店長
  • 店舗外観 店舗外観
  • 店頭に並ぶタイプR 店頭に並ぶタイプR
  • レース中のピット写真が 飾ってある店内 レース中のピット写真が 飾ってある店内
 栃木県太田原市内を通る国道4号線沿いの店頭に新型シビックタイプRが並び、一際目を引くホンダカーズ野崎。同社のwebサイトを覗くと、「シビックタイプR専門買取」「シビックタイプRお探し依頼」「シビックタイプR専門板金工場」と「シビックタイプR」にこだわったサイドバナーが目に入る。同店店長の松本正美氏は、無限ホンダのF1エンジン設計に携わり、F1優勝という経歴の持ち主でもある。その松本店長に「シビックタイプR」へのこだわりや事業取組みについて話を聞いた。 (齊藤寛英)

■「挑戦」が行動指針
 自分は「挑戦」という言葉が好き。本田宗一郎氏の「チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れろ」という言葉が、今も自分の考えとなっている。大学卒業後に無限に入社。F1エンジン設計に携わり、ピストン・コンロッド・クランクを死に物狂いで設計した。初優勝した時は、優勝カップで祝杯を口にでき、一つの夢
が叶った。その後は、ホンダプリモ南埼玉でサービス1年、営業1年を経験した。その営業時代は現在の美女木JC辺りを担当していたが、個人宅は少なく当初は苦戦した。その中で、車を売るのではなく法人相手に駐車場を探し、紹介することで車販売に繋げ、トップセールスになった。その後は、実家のホンダカーズ野崎に帰った。

■特長を見つけること
 自分にとって一番の転換期はホンダカーズ野崎に帰った時。当時はホンダ販社の統合化が推し進められており、自社として残るために何が必要かを考えた。その中で考えついたのが、特長があることだった。その時に並行輸入車を扱ったり、エンジンのオーバーホールを始めた。同様に新車販売においても同じ車を扱うのであれば、他社と差別化しづらい。考えたのはシビックタイプR(EK9)を50台仕入れ、ネットや情報誌を使って販売し、完売となった。シビックタイプR無限RRも同様で、ネットを通じて全国から問い合わせをいただいた。差別化を図
る上で、特長があるものはネットで売れると確信できた時でもあった。その後も自分の得意分野であるスーパー耐久レースに参戦するなど、自分の強みを訴求し、ホンダカーズ野崎を全国区にしたいと思った。

■武器は見せ方であり演出
 元々パソコンが好きで、インターネットが登場した当時からwebサイトの制作をしていた。試行錯誤を繰り返してきた中で、やっと結果の出るフォーマットがわかってきた。ただ、webサイトだけが良くても世間の人の目には止まらない。「シビックタイプR」のブログを始めて、それを求める人の目に止まり、問い合わせをいただ
くようになり、販売だけではなく買取も始めた。「一つの武器を持つことが大事」と言うと難しく聞こえるが、簡単に言えば見せ方であり、演出。当社のコンセプトは「ホンダ好き集まれ」であり、集まると化学反応が起きて楽しい。日本一ホンダ好きが集まるお店となり、「タイプR」でナンバー1を目指す。

【会社情報】
・創業1963年
・社名:野崎ホンダ株式会社 (ホンダカーズ野崎)
・住所:栃木県大田原市薄葉2702‐2
・TEL:0287‐29‐0107
・スタッフ:14名

なし

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