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3月鉄スクラップ市況情報

海外需要家の買い控えに懸念

 日本鉄リサイクル工業会(東京都新宿区)は4月3日、国内の鉄スクラップマーケット情報を発表した。3月の国内鉄スクラップ相場は、2月後半から騰勢を強めた海外相場を後追いする形で再び上昇に転じた。国内各地で前月末比1000~1500円値上がりし、月末時点のH2炉前渡しは関東が3万6500~3万7500円、関西が3万5500~3万6500円を形成している。

 輸出市場では韓国向けH2成約価格が3万7000円~3万7500円(FOB)に続伸し、国内と輸出市況ともに1月に付けた今年の高値と肩を並べた。一方で、米通商拡大法232条の発動が世界の鉄鋼業界に不透明感をもたらし、中国の鋼材価格や高炉原料価格が下落に転じると、トルコを中心とした需要家は鉄スクラップ市況に対し様子見姿勢を強めた。

 その結果、鉄スクラップ相場は米国内を除き世界的に頭打ち感を漂わせており、一部の海外市場や国内FAS価格ではすでに下落も見られる。国内の需要環境は堅調感を保ったまま新年度を迎えており、需給面での不安要素は依然として乏しいが、輸出市場では海外需要家の買い控えも見られ先安感が出始めており、今後これが国内相場に波及する懸念も指摘されている。


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