日本二輪車オークション協会（東京都港区・加藤丈児会長）は３月23日、一般社団法人として発足後の第５回通常総会を都内のホテルで開催した。当日は、28年度事業報告、29年度事業計画などを審議し、全ての議案が承認された。

　29年度の事業計画案では、盗難二輪車の照会回答業務及び二輪車走行距離管理システムを引き続き運用していくこと、会員向け個別検索システムとなる「走行距離確認サービス」の提供、二輪車情報誌向けなどには掲載車両の一括検索が可能となるシステムを提供することが承認された。

　また、自動車公正取引協議会の賛助会員として、会員オークション会場へ二輪自動車公正競争規約の告知普及活動の要請や、走行距離の表示適正化を図るための協力や連携を行う。オークション主催者の実態調査として、主催者ごとの毎月の出品台数、成約台数、平均単価などを集計し、会員オークション会場へ報告すること等が承認された。

　総会後は会場を移し「第５回通常総会懇親会」を開催。冒頭、加藤会長が挨拶に立ち「二輪業界の将来とユーザーを守るためにも、マナーの悪い、ルールを守らない業者に対しては厳しく対処しなければならない。健全で安心できる中古二輪車流通はもとより、小売店へも将来への希望が持てるオークション会場の運営を会員会場とともに力強く歩んでいく覚悟である」と抱負を述べた。懇親会では関係団体、企業、政官界から多数の来賓が参列、華やかな会となった。