ダイハツ工業は５月１９日から、軽乗用車「タントカスタム」の新テレビＣＭを全国一斉スタートする。俳優の豊川悦司さんと綾野剛さん、菅野美穂さんという豪華出演者が「雑誌ＣＡＲ＆Ｍｏｒｅ」編集部としてタントカスタムの魅力を伝える人気ＣＭシリーズの第５弾。タントカスタムの静粛性を表現するため、走行音が音楽を奏でる「メロディーライン」を編集部の３人が楽しむという演出が面白い。

　同ＣＭシリーズでは、「ベタ踏み坂」を一躍ブームとするなど、影響力が強く、ベタ踏み坂のロケ地「江島大橋」（鳥取県境港市）には多くの見物客が集まったほど。このゴールデンウィーク（ＧＷ）には、こうした見物客用の臨時駐車場が設けられた。ＧＷ中は１日６００台以上が利用したという。

　今回のロケ地は、群馬県高崎市にある「榛名湖メロディーライン」。走行音で音楽を奏でる道を走りの静かなタントカスタムで駆け抜ける演出が高い静粛性が特徴のタントカスタムのイメージにぴったり。「ベタ踏み坂」と同様に、一大ブームを巻き起こすかもしれない。

　タントカスタムを含むタントシリーズは、４月の車名別新車販売（日本自動車販売協会連合会、全国軽自動車協会連合会まとめ）で、初の首位に輝いたばかり。２０１３年１０月の全面改良以降、コンスタントに販売台数を伸ばしており、新ＣＭのスタートでさらに話題性が高まりそうだ。