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業界の花一輪 ~第1回~ 医療事務から一念発起して中古車販売に夢をかける

  • 「女性が気軽に来店してくれるお店を創ってみたいです」と抱負を語る角田沙織さん 「女性が気軽に来店してくれるお店を創ってみたいです」と抱負を語る角田沙織さん
  • 研修最終日に店舗スタッフと角田親子で記念撮影 研修最終日に店舗スタッフと角田親子で記念撮影
  • 女性スタッフ中心のユーズネット豊田店 女性スタッフ中心のユーズネット豊田店
「『あの人から車を買いたい』と言われることが当面の目標です」と語るのは角田沙織さん。
彼女はユーズネット豊田店で2か月の営業研修を受けて、この日が研修最終日。
これまでの2ヶ月間で挨拶の練習から商談サポート・オイル交換・洗車など中古車販売の一通りの業務を学んだ。

 そして彼女の将来の夢は父親の経営する創業15年の中古車販売店(マイカープラザ前橋・群馬県北群馬郡吉岡町)の経営者になること。

 この研修も父親の角田栄一氏の薦めによるもの。
栄一氏は「以前から軽キャンパーちょいCamの代理店契約のなかでユーズネットの井上政彦社長とは面識がありました。ユーズネット豊田店が三原景子店長のもと女性スタッフ中心の店舗経営を実践されている点と新車販売のノウハウが大いに参考になると思いました。娘が私の店で働きたいと言った時に知識と経験を積んでもらう為にユーズネットの井上政彦氏にお願いしました」と研修の経緯を語った。

 また、彼女は「6年間医療事務をやっていただけなので車の事は殆ど分らないので本当に不安です。しかし、これから自動車の知識や商談のノウハウなどをたくさん勉強して、営業の仕事でしか味わえない喜びや苦労を自分の経験値としたいです。また、今回の研修では先輩スタッフの商談を横で聞いている時が一番楽しく、刺激的でした。早くお店に戻って、この研修で学んだことを実践してみたいです。そして女性が気軽に来店してくれるお店を創ってみたいです」と抱負を語った。
 
最後に彼女は「これまで以上に父の言うことが素直に聞けるようになりました」と語った。

中古車業界はいまだに圧倒的に男性の多い業界。女性が女性店長のもとに修行に出るという例は今回初めての取材であった。そして今回の取材では彼女の強い決意と親子の絆を感じた。これから厳しい状況が続き、後継者不足が深刻になる中古車業界で久しぶりの明るい話題であった。
●プロフィール
角田沙織(つのださおり)さん。
昭和61年12月生まれ。
満27歳。
出身:群馬県。
血液型:B型。
趣味:旅行とお酒

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