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【JUテントリ活用店レポート】ヴィーナスインターナショナル(静岡県焼津市)

  • 所属するJU静岡では副流通委員長を務める中川社長 所属するJU静岡では副流通委員長を務める中川社長
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  • 敷地内に認証工場を保有 敷地内に認証工場を保有
  • JUテントリの登録は中川社長自らが行う JUテントリの登録は中川社長自らが行う
  • 間口が広い展示場 間口が広い展示場

「JUテントリ」の活用で販路拡大

 ヴィーナスインターナショナル(静岡県焼津市、中川貴史社長)は、2006年(平成18年)1月に中川社長が創業、今年で17年を迎えた総合販売店だ。同社が所在する焼津市は静岡県中部に位置、人口13万人を超える。隣接する静岡市のベッドタウンとして、多数の幹線道路や公共交通機関が整備され、漁業、商業を中心に発展した都市となっている。店舗は東名高速道路の焼津ICから南へ10分程度、市を南北に走る国道150号線沿いの場所にあり利便性は高い。同社は新車・中古車販売、各社リース会社のメンテナンス、一般整備や各種保険などユーザーのカーライフをトータルでサポート、地域に根付いた販売店として広く認知されている。インターネットを使用した車の取引が増加していく中、効果的に「JUテントリ」を活用している同社の中川社長に成功事例と活用方法を聞いた。 (福井伸幸) 

■JUテントリの導入で販路拡大
 「JUテントリ」は約6年前にスタート。オートオークション(AA)を利用して長期在庫車や下取り車、買取車の販売・換金を行っている中、共有在庫による在庫の販売が増加傾向にあると知り、新しい販路の1つとして「JUテントリ」の利用を始めた。現在では毎月コンスタントに販売を重ねているが、中川社長は「小売り用として店舗に在庫を持ちながら、同時に業販ができるメリットは大きい。『JUテントリ』の活用で販路の拡大を改めて実感することができた」と話す。

■安心して取引するために第3者の評価が必要
 現在、同社は全在庫を「JUテントリ」に掲載している。掲載する車両はJU静岡に一度出品をすることで、第3者の検査を受けた車両となる。検査を受ける理由について「実車(現車)が確認できないインターネットでの取引の場合、第3者検査による信頼性の高さが重要になる。自主検査の場合、どうしても甘くなってしまい、検査結果と実車(現車)に差異が出てしまう傾向があるが、AA会場の検査の場合はそれがない。」(中川社長)としている。

■品質重視の仕入れで他社と差別化
 同社の仕入れは全て中川社長が行っている。仕入れはJU静岡を中心にJU系のAAで行っているが、検査の見落としを防ぐため、中川社長が対象車両全てを下見しており、多いときは1開催で80台にもなる。品質重視の仕入れを行うためには下見が必須と考えている。また、中川社長は下見をする前の段階でもこだわりを持っている。開催数日前からインターネットで確認をするが、第1段階では、出品全台数をチェック、コーナーごとに購入車の候補を立てる。第2段階では出品票の内外装の状態で絞り込む。この段階で80台前後に絞り込まれるので、この車両について全て下見を行う。「質を高めるためには時間と労力は惜しまない。地道な努力が結果につながっている。検査同様に実車(現車)が見えないインターネットで取引をする『JUテントリ』では、クレームを防止するためにも品質が大事となり、販売台数に直結している」(中川社長)と話す。あわせて、同社は敷地内に認証整備工場を所有。仕入れた車両の整備についてレスポンス良く対応ができている。

■JUテントリを通じて自会場の検査レベル向上
 現在、中川社長はJU静岡で副流通委員長の役に就いていることもあり、自会場の検査精度向上にも尽力している。前述にもあるように「JUテントリ」はAA会場の検査を流用して掲載をすることができるため、AA会場の検査精度も重要となっている。中川社長は「検査精度を高めることが、実車(現車)を見なくても安心して取引のできる会場づくりにつながり、また同時に、『JUテントリ』の活用にもつながる。個人としての販売も大事ではあるが、副流通委員長として、『JUテントリ』を含めJU静岡の流通事業全体を支えていきたい」としている。

【店舗情報】
社名=ヴィーナスインターナショナル
所在地=静岡県焼津市中根60-1
電話=054-631-7793

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