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【日本中古車輸出業協同組合(JUMⅤEA)】佐藤博理事長インタビュー

 日本中古車輸出業協同組合(東京都品川区、佐藤博理事長)発表の中古車輸出統計によると、2022年7月の輸出台数は10万1177台となり、前年同月比で4772台減となった。また、22年1月-7月では69万3946台となり、前年同期比97.6%(1万7308台減)となっている。
 7月の輸出国別台数ではロシアは1万8002台(前年同月比30.9%増)、UAEは1万409台(同22.5%増)、タイは3970台(同223.4%増)となり前年同月を上回った。
 一方で輸出上位国であるモンゴル、ニュージーランドは(以下、NZ)は前月に続き、前年同月比で減少した。特にNZは1月-7月において前年同期比80.0%となり、前月同様に減少が続き今年は前年実績を大きく下回っている。

■ロシア状況
 ロシアの中古車ニーズは高く輸出は好調。注文も多く活発に取り引きされている。2022年の中古車輸出はロシアの独壇場とも言える状況になっている。

■他国状況
 UAE・チリ・タイはマーケットが後ろに控えている。これらの国は経由地であり、ハブとして他国流通の起点になっている。UAEはアフリカを中心に、チリはボリビアやパラグアイに、タイは東南アジアへと日本の中古車を流通させている。
 アメリカの1月-7月の輸出台数は9141台であり、輸出上位国の台数と比べると数は少ないが、日本のスポーツカーを中心に趣味、趣向性の高い車が注目を集めている。アメリカには日産スカイラインに特化し、同車のみを扱う専門店もある。マーケットとしては大きくないが強いニーズがある。供給できる車も少なく円安を追い風に、この状況はしばらく続くと思われる。

■今後の見通し
 世界はwithコロナとして経済活動を進めている。日本もようやく世界に足並みを揃えた動きになりつつあり、今後の活動が期待できる。輸出業者も国に渡航しやすい条件が整いつつあり、商売をしやすい環境が近づいている。
 中古車輸出は堅調に推移している。新車納期の遅れから車の総量は減っているが、日本車のニーズは高い。1月-7月の輸出台数は前年並みをキープしている。今後、新車の納車が進むようであれば、輸出台数は前年超えも視野に入る。

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