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川崎大輔のアセアン人材コラム⑥

  • 特定技能ズオン氏(右)、新氏(左) 特定技能ズオン氏(右)、新氏(左)

日本初のベトナム人特定技能(整備人材)

 2019年から新しい在留資格である「特定技能」がスタートした。日本全国の自動車販売・整備会社の中でもこの制度をいち早く取り入れ、上手にベトナム人を活用している企業が株式会社ガレージフィックス(石川県金沢市)だ。

 今まで原則として外国人労働者の従事が禁止されていた業種の中で、特に人手不足が深刻であると認められた14分野で外国人労働者の就労が可能となった。特定技能の認定への道は大きく2ルートある。1つ目は技能実習ルートだ。技能実習が終了したら特定技能へ移行。同業種であれば自動移行が可能だ。2つ目は試験ルートだ。技能試験と日本語試験に合格してもらうことで特定技能の申請が可能となる。14分野の中には自動車整備も含まれており、整備業界における外国人活用の主要な在留資格になっていく可能性がある。

 ズオン君は、日本におけるベトナム人で初の特定技能1号取得者だ。元々ガレーフィジックスに在籍していた技能実習生であった。外国人整備士の人材紹介を行う株式会社アセアンカービジネスキャリア(東京都千代田区)のサポートで特定技能への移行が実現した。

 現在、ガレージフィックスでベトナム人対応をしている新(あたらし)氏は、「ベトナム人の国民性は日本人に近いです。勤勉さ、向上心など、昭和時代の日本と同じような感じがして素晴らしいです。最初は人材不足の解消の目的で採用をしました。しかし今は、1人の社員として日本人と同じ扱いに変わってきました。技能実習3年目終わったベトナム人は、今まで帰国する必要がありました。ベトナム人が帰るということで日本人フタッフは仕事が回るか不安がっていました。特定技能は転職が可能で少し心配ですが、再び働いてもらえるのは良い制度だと思います」と語る。更に「日本人側からコミュニケーションとってしっかり教育してあげれば成長します。偏見に囚われず、まず外国人を実際に採用してみると良いと思います。まずは受け入れ企業の方でしっかりと管理できるようになれば、すごい戦力になってくれることは間違いありません」と語る。

 今後、日本における外国人整備人材の活用は増えることは間違いない。まだ、活用が少ない特定技能も、運用しやすい制度改善、そして認知していくことで、増えていくことになろう。

<川崎大輔 プロフィール>
大学卒業後、香港の会社に就職しアセアン(香港、タイ、マレーシア、シンガポール)に駐在。その後、大手中古車販売会社の海外事業部でインド、タイの自動車事業立ち上げを担当。2015年半ばより自らを「日本とアジアの架け橋代行人」と称し合同会社アセアンプラスコンサルティング にてアセアン諸国に進出をしたい日系自動車企業様の海外進出サポートを行う。2017年に株式会社アセアンカービジネスキャリアを立ち上げアセアン各国からの外国人整備エンジニアを日本企業へご紹介。アジア各国の市場に精通している。経済学修士、MBA、京都大学大学院経済研究科東アジア経済研究センター外部研究員。

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