JU中販連(渋谷区代々木)は、環境問題に積極的に取り組む事業として、「エコ整備」を行うことが二酸化炭素(CO2)を削減する効果があることを自動車ユーザーに対して周知し、継続的に(エコ整備を)受けさせることを目的として「エコ整備車」をアピールしていくと発表した。
JU中販連によると「現在、国及び自動車関係団体において定期点検整備推進運動を実施しているが、全保有台数に占める定期点検整備の実施率は43%に留まっている」とのことで、「定期点検整備推進の一環としてエコ整備を推進することにより、(エコ整備を受けることやエコ整備車に乗ることが)CO2排出量を削減することに繋がるということを自動車ユーザーに浸透させたい」(JU中販連)としている。
「エコ整備車」の対象となるのは、2010年3月に国土交通省がまとめた「自動車エコ整備に関する調査報告書」に基づき、エンジンオイル及びオイルフィルタの交換、エアクリーナーエレメント交換及び清掃、タイヤ空気圧の適正化の3点を実施した車両となる。
推進方法については、全国のJUショップに展示されている対象車両のフロントガラスにポップチラシを添付して、自動車ユーザーに「エコ整備車」を訴求するとともに、納車時には「エコ整備車」ステッカーをリアガラス、もしくはバンパー等に添付して自動車ユーザーの意識向上を図る。
また、JUショップにおいては「環境にやさしい中古自動車にエコ整備を実施することにより付加価値を与え、販売の活性化を図るとともに、環境問題への積極的な取り組みをアピールすることができる」(JU中販連)としている。
JU中販連は「エコ整備と併せて定期点検整備の推進を図り、今後も自動車の安全維持と公害防止に努めていく」としている。