日本自動車工業会(東京都港区)は、「第42回東京モーターショー2011」において、国内外から利用可能な「e‐tixオンラインチケットシステム」を今回も導入すると発表した(2007年の第40回開催から導入)。また、東京モーターショー公式Webサイトでの発売は、これまでより1ヶ月早い8月1日から開始している。
2011年12月2日から11日までの10日間(一般公開は12月3日から)、東京ビッグサイト(江東区有明)で開催する今回のモーターショーには、前回(2009年)の開催(10ヶ国・1地域から129の出展者)を大きく上回る世界11ヶ国・1地域から175の出展者が参加。すべての国内メーカー(14社・15ブランド)に加え、海外からは欧州を中心に19社・22ブランド(乗用・商用・二輪・カロッツェリア)が参加、出展者数は前回比36%増、展示面積は60%増となる。
また、新たな主催者テーマ事業として「SMART MOBILITY CITY 2011」を開催、「地球環境及び資源への関心が高まる中、今後も自動車産業がその役割を果たし続けるために『次世代自動車とそれを取り巻く社会システム』を提示する」(自工会)とのことで、イベントにはエネルギー、環境、情報通信等の幅広い業種から20社近くが参加、様々な展示やイベントを実施する。
【臨海副都心まちづくり協議会との連携活動概要が決まる】
今回の開催におけるイベント集客・盛り上げ策について、東京都と開発事業者49団体(理事長:㈱フジテレビジョン・日枝久)で組織される臨海副都心まちづくり協議会(東京都江東区)との連携活動の概要が決定した。
連携活動については、東京モーターショーに呼応する歓迎ポスター(写真)のまち協幹事会加盟各社施設への掲出(4タイプが時期を変えながら掲出される)といった「集客のための告知協力」。パナソニックセンターにおけるキッズワークショップやLEDイルミネーションの点灯、スタンプラリーの実施といった「連動企画による盛り上げ策」。周辺商業施設やレストラン等で利用できる割引クーポンの日刊情報誌東京モーターショーニュースへの掲載や無料シャトルバスの運行といった「東京モーターショー来場者の臨海副都心エリアへの回遊策」といった3つを柱に行われる。
日本自動車工業会は「今回の連携によって、東京モーターショーの会場である東京ビッグサイト周辺の臨海副都心エリアの活性化と来場者へのサービス向上につながる相乗効果を期待している」としている。