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川崎大輔のアセアン人材コラム③

  • 左からキィ君、カン君 左からキィ君、カン君

新たな整備人材活用、インターンシップ

 ヴィーテックは、アセアンカービジネスキャリア(ACC)が展開するインターンシッププログラムによって、ベトナムの理工系大学から2名の大学生をインターンとして受け入れた。卒業後1名の学生の正規雇用につなげた。

 プログラムは、ベトナムの自動車整備学部で日本語を学んでいる学生から選抜する。半年間、日本企業でインターンシップを行い、大学卒業後に正規エンジニア採用として雇用する。ヴィーテックは日本初の海外からの自動車整備インターンシップ生受け入れ企業となった。

 相本社長は「ベトナム人の学生が日本のことが本当に好きで、憧れている姿に、日本の良いところをもっと知ってほしいと思いました。そこで彼らをインターンシップとして受け入れてみることにしました」と語る。

 現場での教育は、コバックで使うオペレーションチェックシートというものを、ベトナム人インターンシップ生用にカスタマイズしました。現場の責任者である橋本常務は「理解度を確かめて、それが担保出来たら実践に移すという流れを作っています。洗車を業務の第一の基本としています。これは、車を大切に扱うということの重要性を習得してもらうためです。彼らに覚えてもらいたいことは、①仕事に対する心構え、②お客様に大事にする姿勢 この2点です。日本人は車を大切に扱います。洗車後に判明した小キズなどを大変気にします。そういう日本人の細かさを教えることが大事だと思っています」と語る。

 ヴィーテックの社員には、外国人が良い刺激となっている。日本人社員にグローバル感も伝わっている。外国人に対して面倒見の良い社風が根付き、それらがお客様へのホスピタリティへと繋がる。外国人が将来日本との架け橋になる人材となるか、それは日本での受け入れ企業の組織や社員1人1人がどんな気持ちで彼らに接するかによって大きく変わる。

 外国人整備人材は、安い労働力として活用できると言うイメージが先行していた。しかし、彼らがいずれ母国で活躍できるようなキャリアアップを支援することがより重要になってくることは間違いない。

<川崎大輔 プロフィール>
大学卒業後、香港の会社に就職しアセアン(香港、タイ、マレーシア、シンガポール)に駐在。その後、大手中古車販売会社の海外事業部でインド、タイの自動車事業立ち上げを担当。2015年半ばより自らを「日本とアジアの架け橋代行人」と称し合同会社アセアンプラスコンサルティング にてアセアン諸国に進出をしたい日系自動車企業様の海外進出サポートを行う。2017年に株式会社アセアンカービジネスキャリアを立ち上げアセアン各国からの外国人整備エンジニアを日本企業へご紹介。アジア各国の市場に精通している。経済学修士、MBA、京都大学大学院経済研究科東アジア経済研究センター外部研究員。

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