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いすゞユーマックス(東京都品川区・高橋章社長)が運営するIMA九州(福岡県古賀市)の会場長を務める小方英康氏に、九州の中古トラック市場とIMA九州の取り組みについて聞いた。
【IMA九州の近況と方針について】
消費税増税以降、ディーラーから流通市場に供給されるタマ不足が続いておりオークション運営者としては厳しい状況が続いている。今はラマダンの期間で普通車を主に取り扱うAA会場は海外バイヤーの利用が減っていると聞いている。グループの幕張会場は出品車の構成が国内販売向けトラック中心で影響が少ない。当九州会場も営業を強化し国内市場向けの良質を集めて他AA会場との差別化を図っていく。
九州会場だけの話ではないが、これまでトラックを取り扱っていなかった業者が「トラック販売を手掛けたい」と新規入会が増えている。また、小売りでも情報誌(ネット)などにトラックを掲載し成約していると聞く。時代の変化を感じると同時に、中古トラック流通が大きく変化していると感じている。
【今後の取り組みについて】
海外輸出は国によって事情は違うが、新たな年式規制の噂が流れるなど不安定な要素が絶えない。当九州会場は幕張会場には及ばないが『国内向け良質車』の出品に拘っていく。また、広島など遠方からの出品で利用がある『在宅出品コーナー』、月2回開催で実施する『建機コーナー』、経過年数が7カ年未満の『フレッシュアップコーナー』など、トラック専門オークションとして差別化を強化していく。
【会員重視の運営徹底】
IMA九州の小方英康氏は地元福岡県出身で昭和32年1月生の57歳、趣味は車とセミプロ並みのカラオケ。昨年10月、副会場長から九州会場長に就任後、「送迎車の利用は車で来場された会員が不便に感じている」と判断、AA会場正面の出品車置き場を来場者駐車場に変更するよう指示を出し、それまで送迎車を配置し来場駐車場として使っていた敷地を出品車置き場に変更している。また、「会場から離れた出品車置き場の車両下見が不便では」と、セリ当日に車両検査員を配置。無料で下見代行のサービスを行うなど、会員の利用満足度向上を重視し実行している。さらにセリ当日は、玄関前で会員への挨拶の徹底、さらに来場者駐車場では年配の警備担当者が必ず全力で走り駐車場所を案内、車が停車するまで大きな声で「オーライ!オーライ!」と安全を確認するなど、感動する接客が徹底されている。
同IMA九州は、出品車の構成(トラック専門)で他会場と差別化を図るだけでなく『真心を込めたサービス』で会員の満足向上を追求している。 (取材・倉元進)
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