- 成約率92.6%を記録 2024年04月30日 [ NAA東京 ]
- 西部ブロック担当AAに1047台を集める 2024年04月30日 [ JU静岡 ]
- 初開催の「ヤナセコーナー」は93.3%の高成約率を記録 2024年04月26日 [ USS九州 ]
- リレー目標達成、バイクは独自検査で活発な応札 2024年04月26日 [ JU千葉 ]
- 出品、成約、成約率は今年3番目の高水準 2024年04月26日 [ KCAA山口 ]
「社長に就任して早いものでもう半年が経過してしまいました」と感想を語るのは西日本エリアで最大規模のオークションを主催するHAA神戸代表取締役社長の菊地秀武(きくちひでたけ)氏。
さらに同氏は「この半年間は見るもの全てが新鮮に思えて、同じオークション運営でありながら関東と関西の違いを肌で感じました。また、良くも悪くもこのせっかちな性格のおかげで、就任当日からトップスピードで今日まで走り続けて来た様な感覚です」とこれまでを振り返る。
同氏は今年4月の社長就任直後から中・長期的な案件を含め、約100を超える改善に取り組んできた。
例えば毎週木曜日の午後12時までであったワンチャンスサービスの落札時間を12時間延長、内装画像の追加やセリ前ワンチャンス、下見動画サービスなど1万台を越える出品規模の会場とは思えない軽快なスピードで次から次へと新サービスが発表され、これまで実行されてきた。
このように常にトップスピードで業務に向き合う同氏だが、週末はどのようにギアをダウンしているのか伺ってみた。
●休日の過ごし方は?
「本来であればゴルフ、旅行、グルメ、読書などの趣味で、仕事のオン、オフをしっかりと切り替えられているということが望ましいのでしょうが、私の場合、『休日を家族と楽しく過ごす』と言うごく当たり前のことが、ビジネスへの活力となっています。むしろ昔できなかったことが今実現できているという言葉が正しいのかもしれません。恥ずかしながら47歳にして今月で1歳になる息子がおり、その誕生が私の生活を大きく変えました。大学1年生の長女もいますが、その長女の幼少期には、ただがむしゃらに仕事をして、自分自身が精一杯で余裕もありませんでした。さらに仕事を口実に自分を正当化し、家庭を顧みない我儘(わがまま)な自分だったと思います。現在は以前と比べ仕事の責任は重く、仕事量は変わりませんが、いろいろな経験を積んで、いい意味でのゆとりや本当に大切なものが何かを知ったのだと思います。昔できなかったことが、今からでもできる環境がここにあることは非常に幸せなことです」
●心掛けていることは?
「現在、自宅は東京です。神戸での単身赴任により毎月2~3度帰省するという生活パターンですが、その貴重な休日を精一杯家族に向け、充実した生活を送る様にしています。自宅でのんびりと過ごす時間、子供の成長スピードはなぜ速いのか?など仕事の観点から見たりすることも非常に楽しく、考えさせられる点も多く存在します。好奇心が旺盛であること=いろいろなことに興味を持ちチャレンジすること。無心で出来る様になるまで反復行動をつづけること=先入観を持たず決めたら結果が出るまでやり抜くことなど大人であろうと成長の秘訣は同じです。大人にあって子供にないものは、今までの経験によるつまらない先入観とあきらめからの継続性の断念なのだとつくづく感じさせられました。4月より神戸での生活が始まりましたが、就任の時期と新たな家族の誕生には何かの縁を感じ息子の誕生なくして、ここまでの意欲的な自分、精神の安定した自分がいたでしょうか?それはいるはずもなく、大変な時期だからこそ普段は心を穏やかにしてくれる家庭があり、これからの20年先までも明確な目標を抱かせてくれたのだと思います」
●今後は?
「これからも東京での休日は、家族とのひと時を満喫し、神戸での休日は、好きなゴルフ、神戸の街を探索し穏やかな休日を過ごしていきたいと思います。他の人から比べると非常に遅いですが、大切なことを50歳手前にしてやっと知った分、1つ1つの時間を深いものにし、自分のモットーである『男は50歳から』を実現していきたいと思います」
☆プロフィール
菊地秀武(きくちひでたけ)氏。1965年1月栃木県那須塩原市生まれ、満47歳。血液型A型。上武大商卒。1987年栃木リコー(現・リコージャパン)入社。1994年ジャック(現・カーチスホールディングス)入社。1997年取締役営業部長就任。2003年カーライフサービス設立、代表取締役就任。2005年ジェイ・エー・エー入社。
オークション関連の過去記事を検索する