11月の車名別販売台数はプリウスが統計開始以来過去最高台数を記録、全体の13％を占める

相場・統計 2011年12月12日

全登録台数中の実に13％を占めたプリウス

　
　日本自動車販売協会連合会、全国軽自動車協会連合会が発表した１１月の国内新車販売台数は、合計で前年同月比２２．２％増の３９万５５６７台、２ヶ月連続で前年同月比増となった。

　登録車は前年同月比２４．１％増の２５万２２３６台。３ヶ月連続で前年同月比増となった。１１月単月では、ピーク時（１９８９年５１万２５１１台）の４９．２％の水準。
　
　軽自動車は同１９．１％増の１４万３３３１台、２ヶ月連続で前年同月比増となった。１０月単月ではピーク時（１９９８年１６万９４５５台）の８４．６％の水準（掲出済）。

　車名別販売台数は登録車、軽自動車合わせて６ヶ月連続でトヨタ「プリウス」が１位（４ヶ月連続）、２位はダイハツ「ミラ」、３位はホンダ「フィット」となった。

　１位のプリウスは３万４１６４台（うちアルファは１万１５４２台）を記録、１１月単月としては過去最高の台数となり、全新車登録台数中に占める割合は、単独で１３％を超えた。３位フィットは１万６３９９台中、ハイブリッドモデルは７６７７台、うちシャトルは２２６５台となった。

　登録車（乗用）では全体の前月比が０.４％増（普通＋小型乗用車：前月２２万２７１台／今月２２万１０４８台）となる中、日産「エルグランド」（１８６４台・前月比約２・６倍）、「フーガ」（１０４９台【うちハイブリッド３０９台】・同約２倍）、ホンダ「インサイト」（９３８台・同約２倍）が前月実績を大きく上回った。

　軽自動車（乗用）においては全体の前月比が２．１％増（前月１０万５０９台／今月１０万２６１１台）となる中、スズキ「ワゴンＲ」（１万４８８５台・前月比４０．６％増）、スバル「ステラ」（２１１９台・同６０．３％増）等が前月実績を大きく上回った。なお、「ミラ」は２万５２台で同０．７％増、トヨタ「ピクシス」は２０５９台で同１１．６％増となった。

　ハイブリッド車１７車種の合計は５万５３１３台（前月比９．２％増）、軽乗用車を含む乗用車全体（３２万３６５９台）に占める割合は１７．１％（前月１５．８％）、登録車の乗用車（２２万１０４８台）に占める割合は２５．０％（前月２３．０％）となり、２ヶ月連続で前月を上回る水準となった。先に挙げた以外の主なハイブリッド車の販売台数はホンダ「フリード」４５８７台、トヨタ「カムリ」１６０１台、レクサス「ＣＴ２００Ｈ」１３６５台、トヨタ「エスティマ」１２６２台。なお、日産「リーフ」は９９２台、三菱「アイ・ミーブ」は３２６台。

　国内ブランド別及び輸入車新車販売台数は、ホンダ（４万９２７台・前年同月比１．２％減）、三菱（１万１４５６台・同５．５％減）を除く国内１１ブランドが前年同月比増となった。　　

　輸入車は４ヶ月連続で前年同月比増。ＶＷは前年同月比８５．５％増の５２９０台、ＢＭＷ（Ａｌｐｉｎａ、ＭＩＮＩ含む）は１３．１％増の３９６４台となった。Ｍｅｒｃｅｄｅｓ―Ｂｅｎｚは同３３．３％増の２７１５台、Ａｕｄｉは２５．６％増の１６３１台。

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