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Web限定【自動車業界特化型税理士新連載企画】「個人事業」で車屋を始めた酒井くんと、「法人」を設立した相川さん

コラム 2023年06月13日
『第6話:名刺を作ろう!』
会社名:自動車業界特化型税理士 酒井将人

 個人経営と法人経営のメリット・デメリットなどについては様々な書籍が発行されていますが、この連載企画では「実際のところどうなの?」という素朴な疑問に立ち返り、物語形式でその実態に迫ります。

【今回のテーマ】
 「個人事業主」として開業することにした酒井くんと、「法人」を設立して開業することにした相川さんは、無事に金融機関での事業用口座開設を終え、自身の名刺を作ることにしました。

 名刺(めいし)とは、自らの名前や所属、連絡先などを示すために相手方に渡すことを目的とした紙片(カード)のことを言いますが、具体的にどのような目的をもって、どのような内容を記載すると良いのか、また、個人事業主と法人では記載内容に違いがあるのかなど、名刺を作成する際のポイントを整理したいと思います。

【名刺を渡す目的とタイミング】
 名刺は、主にビジネスシーンにおいて自己紹介の一環として交換されます。日本を含むアジア圏ではビジネスの初対面時に慣習として名刺交換を行うことが一般的ですが、欧米諸国では別れ際に連絡先などを確認するために交換する傾向にあります。

 車屋さんの場合は、外注業者や保険会社などの取引先と連絡先を交換する際と、お客様に対して自己紹介をする際に名刺を出すことが殆どですが、いずれのケースにおいても、やはり初対面時に名刺を差し出し、自己紹介をすると相手に与える心証は良いでしょう。

【名刺のサイズと形状】
 名刺は、保存性や耐久性を考慮したやや厚めで丈夫な紙を用い、携帯しやすいように人の手よりやや小さめのサイズで作られることが一般的です。日本において一般的に用いられている名刺のサイズは、91ミリ×55ミリですが、サイズや形状などにルールがあるわけではないため、非定型サイズのものや、四隅を丸く処理したものを使用することで個性を際立たせることも可能です。ただし、受け取った側が名刺を保管・整理することもにも配慮し、定型サイズから大きく逸脱したものは避けた方が良いでしょう。

【記載事項と役職】
 名刺には、社名(屋号)、住所、氏名、所属・肩書、電話番号、メールアドレスなどを記載することが一般的です。また、最近では自社サイトにリンクするQRコードを記載するものも多くありますが、前述のサイズや形状と同様に明確なルールがある訳ではありません。なお、個人事業主と法人でも基本的に記載すべき事項に違いはありませんが、肩書の表記は異なります。

(1)個人事業主の肩書
 個人事業主の代表者は、「代表」という肩書を用いることが一般的です。従業員がいないいわゆる一人親方で事業を営んでいたとしてもその個人事業を代表していることに違いないため「代表」を名乗ることは間違いではありません。また、車屋さんの場合には、お客様にとって親しみやすい「店長」という肩書を使用することもあります。ただし、株式会社を代表する権限を有する取締役を指す「代表取締役」や、会社の最高責任者を指す呼称「社長」などは使用することができません。

 酒井くんは、「代表」と記載するか「店長」と記載するか悩みましたが、取引先にもお客様にも、自分がこの事業の責任者であることを認識してもらいたいと思い、「代表」という肩書を記載することにしました。

(2)法人の肩書
 法人の代表者は、「代表取締役」、「社長」、「代表取締役社長」など、様々な呼び方をします。例えば株式会社の場合、「取締役」や「監査役」などの役員(法律で権限や選任・辞任方法が定められた役割)が株主総会で選任され、さらにこの取締役の中から会社を代表する権限を持つ役職として選定されるのが「代表取締役」です。一方、「社長」というのは、法律で定められた役職ではなく、あくまでも一般的な呼称にすぎません。また、代表取締役が複数いる場合には、「代表取締役社長」や「代表取締役会長」といった具合に明確に役職を分けるケースもありますが、法律で規定された立場である「代表取締役」と一般的な呼称である「社長」を組み合わせた肩書が「代表取締役社長」であるため、先ほどの「代表取締役」と「代表取締役社長」との間に大きな違いはありません。

 相川さんは、法人設立前より「代表取締役」という響きに憧れがあり、また、自分で「社長」を名乗ることに少し抵抗があったため、「代表取締役」という肩書を記載することにしました。


【名刺の作成方法】
 ひと昔前までは、名刺は印刷業者に依頼して作成する方法が主流でしたが、昨今ではネット通販で気軽に名刺をデザイン・注文することができ、またワード形式やイラストレーター形式のテンプレートなどを使って自分でデザインや印刷まで行うことも可能となっています。

 面倒な作業が嫌いな方は、印刷業者に丸投げするという選択も良いかと思いますが、折角の機会ですから、数あるテンプレートの中から自分好みのデザインを選んだり、ご自身でデザインしたりと、楽しみながら名刺を作成してみてはいかがでしょうか。酒井くんと相川さんは、インターネット検索で見つけた「名刺作成サイト」を活用して名刺を作成することにしました。

【名刺新時代】
 ここまでは紙片(カード)の名刺を前提として、その目的や記載内容などについてご紹介してきましたが、世間では新型コロナウイルスの感染拡大によって対面での名刺交換の機会が減少したことをきっかけとして、「デジタル名刺」の普及が加速しています。

 デジタル名刺とは、電子データで作成された物理的な形がない名刺のことで、「電子名刺」や「オンライン名刺」などとも呼ばれます。これまで紙片の名刺に記載していた情報をデータ化してオンラインで送受信する形式で交換され、「名刺管理システム」を利用して自分の名刺情報を登録し、QRコードやURLを相手に共有する方法が一般的です。

 このデジタル名刺は、まだまだ完全普及までには課題を残すものの、利便性に優れており、コロナ禍における代替手段ではなく、アフターコロナにおいても紙片の名刺と共存する形で広く活用されていくと考えられます。

【今回のまとめ】
 新規開業の手続きは何かと大変なことも多いため、自分自身が経営者になるということをイメージし、楽しみながら行うことをオススメします。その中でも、第1話でご紹介した屋号・商号の決定や今回の名刺作りは特に楽しさ溢れる項目です。

 最後にご紹介したデジタル名刺は、コスト面、管理面、情報面など様々な側面からメリットがあると言われていますが、情報漏えいリスク問題や名刺交換の相手方が対応していないケースなど、紙片の名刺と完全に置き換わるまでは、まだ少し時間が必要となるため、まずはお好きなデザインで紙片の名刺を作成されてみてはいかがでしょうか。

【著者紹介・取材協力】
税理士 酒井将人。
自動車業界特化型税理士事務所OFFICE M.N GARAGE代表。
税務の枠を超えて自動車販売店の業務改善などを行う「中小企業者の経営サポート」と「相続&事業承継対策」のスペシャリスト。著書に『いまさら人に聞けない「中古車販売業」の経営・会計・税務Q&A(セルバ出版)』『おうちのくるま(乗り物絵本シリーズ)』など。




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