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噂の検証①・・・本当にスポーツカーは修復歴が多いのか?

  • 表A:修復歴遭遇率上位10モデル (対象検査期間限定せず・検査実績数100台以上のモデルに限定) 表A:修復歴遭遇率上位10モデル (対象検査期間限定せず・検査実績数100台以上のモデルに限定)
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 私達は車を検査する際、第一印象で『修復歴』を疑うことがあります。それはこれまでの検査経験に基づくものもあれば、そのモデルが持つイメージによるものでもあったりします。そこで今回は巷で浸透しているイメージ【スポーツカーモデルは、修復歴車が多い】を弊社の持つ検査データを活用し検証してみます。

一目瞭然!予想を上回る数値
 集計期間については、前回までご紹介したランキングと異なり、【検査実施期間は区切らず(これまでの累計)】と設定したところ表Aのような結果となりました。走行距離が多い(使用頻度が高い)個体ほど修復歴車になりやすいので、年式の古いモデルがランキング上位となることが予想されましたが、上位3モデルは驚異の修復歴遭遇率70%以上という驚くべき数値です。
これらのモデルに共通している、
 ・ユーザー特性(スポーツ走行重視)
 ・販売台数が少ない(希少価値がある)
 ・人気モデルゆえにボディを損傷しても廃車せず、加修される個体が多いと、いった要因がこのような結果になったと推察されます。
 それでは、現在市販されているスポーツカーモデルも同じ傾向にあるのでしょうか?

現在市販されている86やBRZは?
 ここでは検査台数も多く分析しやすいトヨタ・86、そして同一モデルのスバルBRZを題材にしてみます。修復歴遭遇率は、86の17%に対してBRZが19%。とくに際立つ数字とは言えず、同年代のミニバンやSUV等とあまり大差はありません。これはスポーツ走行を重視したユーザーがそれほど多くないということなのでしょうか?そこで修復歴車両をミッション別に分類してみることにしました。すると円グラフA・Bの結果となりました。
 
マニュアル車は要注意?
 86は、スポーツ走行を重視したマニュアルミッション仕様が若干数値が高くなりましたが、大きな差はありません。それに対してBRZの場合、修復歴車の大半をマニュアルミッション仕様が占めていることがわかります。ユーザー層の違いなのか?それとも別の要因なのか?もう少し経過観察する必要がありそうですが、この先修復歴遭遇率が高くなることはあっても低くなることはありません。

 『スポーツカーは修復歴車が多い』これからもこのイメージは続きそうです。


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