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フィリピンに現地法人を設立し鈑金修理事業を開始

  • 開所式の様子 開所式の様子
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日本の修理技術と修理見積基準をフィリピンへ

 ダメージカー(事故や災害等により損壊した車両)の買取・販売・輸出を行うタウ(埼玉県さいたま市、宮本明岳社長)は、フィリピンにおける自動車鈑金修理事業の開始にあたり現地法人を設立し、8月30日に現地工場の開所式を開催した。

 近年フィリピンでは急速なモータリゼーションの進展により、自動車事故の発生件数は増加傾向にある。一方で、鈑金修理業者数の不足や、不安定な部品の流通価格、不透明な修理内容により修理価格が均一化されていないなど、多数の課題が存在している。また、日本と比較し鈑金・塗装技術のレベルが低く、修理品質が安定していない現状がある。

 このような背景を受けタウは、フィリピンで鈑金塗装・修理サービスを提供する新たな事業を開始した。同社は、これまで日本で培ってきた損害車オークションビジネスでのノウハウを活かし、既に日本では標準化されている修理見積の基準をフィリピンで新たに構築し、同時に日本の修理技術も提供することで、課題の解消に寄与することを目指す。また、初年度の取扱見込み台数は850台としている。

 タウは「日本品質のサービスを提供することで、フィリピンにおける損害車流通の透明性向上に貢献してまいります」としている。

【現地法人概要】
会社名 :TAU Body Works Philippines Corporation
所在地 :Warehouse 12 Compound, Brgy. Batino, Calamba, Laguna, Philippines
代表者 :宮本 明岳(株式会社タウ 代表取締役社長)
設立  :2019年1月
資本金 :2500万円
事業内容:自動車板金塗装・修理、 リサイクル(中古部品)取り扱い

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