グーネット自動車流通

メニュー

バディカ書籍案内

「モビリティの本当の意味」

  • 自動車業界のこれからの変化(資料抜粋) 自動車業界のこれからの変化(資料抜粋)

「価値」を考え、提供の仕方を変えてみる

 最近、電気自動車のニュースや、自動運転の話、また直近のところでは自動車メーカーがコネクテッドカーの販売を以てモビリティサービスを展開する、という将来・未来に向けた話が色々と出ていますね。ところでその「モビリティ」とは何を意味するのか、私たちからすれば、顧客であるエンドユーザーにとっての「モビリティ」とは何なのか・・・?どうことが気になったりしませんか。もしくはこれを読んで少しだけでも気になったりしてもらえたら嬉しいです。

 様々なニュースをみると、冒頭で書いたように新しい自動車の技術革新による「移動体」のことや、超高齢化社会に向けたお年寄りのための「移動サービス」など、モノやサービスのことを言っているようにも聞こえます。世の中の発信の仕方がそう取られてもおかしくないのかもしれません。そしてこれらがみなさんにとってまだ普段から聞きなれない言葉だとすれば、なおさらこの先のために解釈が間違った状態になることは避けたいと個人的には思っています。

 ここでぜひ「モビリティ」の本当の意味を知ってください。「モビリティ」とは、人の目的地に対する“行きたい!という感情”のことです。目的地は、例えば家族で出かける行き先も目的地、友人と久しぶりに呑みに行くための呑む場所も目的地、さらには帰省で実家の親元に帰る、はたまた仕事が終わり、飼っているペットに会いたくて自宅に帰る(奥さんじゃないのか笑!)等々、人それぞれにある“行きたい!”と思う場所(人も含め)が「目的地」です。

 一方で、例えば親が介護状態でお医者さんが自宅に来てくれる、であったり、会いたいと思う人やその目的地が来てくれる、これも“行きたいという感情”が向こうから来てくれている、ということで同様に「モビリティ」です。繰り返しますが、自分の大切な場所(人も含め)=目的地へ“行きたい!という感情”こそが「モビリティ」ということなのです。

 その「モビリティ」の手段として、我々が顧客に“行きたい!”を実現するために提供している手段がクルマです。他にももちろん電車や飛行機なども「モビリティ」を実現する手段です。私たちの提供する手段であるクルマについては、それを顧客がどうやって手に入れるかの選択肢を増やしてあげたり、顧客の“行きたい!”を叶える提案をすることで、その手段を受け入れた顧客から皆さんは価値を換金し、商売として成り立たせていているということですよね。

 そう考えれば、冒頭に書いた世の中の変化によって、顧客が手に入れたいと思う方法=活用方法に合わせた「価値」を考え、提供の仕方を変えていくことが必要で、今後それはますます目の前に突き付けられるテーマになる、ということだと思います。明らかにこれまでの時代と違うのは、クルマを活用するエンドユーザーのために、まったく新しい価値の多様なアプローチがあり、エンドユーザーはそれを望んでおり、受け入れている、ということです。

 顧客の「モビリティ」をサポートする話や、冒頭のようなことを含め、「自動車業界のこれからの変化」について、どんなことがあるのか、これまで皆さんの耳に入ったことのある言葉も含め、基礎的なことを理解するための用語集と「エンドユーザーの価値観の変化」を整理したものを作ってみましたので差し上げます。
「備えあれば憂いなし」の1つとして、すぐにわかる情報収集として、よかったら社内の社員の皆さんと自分たちの会社の将来・未来について話し合うときの材料として活用してみてください。(自動車業界のホスピタリティ・ロジック®︎ホスピタリティ・ビジネス開発者 村瀬永育)



オークション

企業・団体

店舗情報

ひと

相場・統計

新製品

新車ランキング

中古車ランキング

年頭所感

整備

板金