日本自動車整備振興会連合会(日整連)・日本自動車整備商工組合連合会(整商連)は６月22日、都内のホテルにおいて「日整連第１１０回定時総会」・「整商連第９３回通常総会」を開催した。平成29年度事業報告後、平成30年度事業計画案などを審議・承認した。任期満了に伴う役員選任では、竹林武一氏が会長に就任した。

　竹林会長は就任にあたり「車検制度の維持発展と安全安心を遂行し素晴らしい業界づくりをしたい」と抱負を述べた。

　日整連の平成２９年度の事業報告では、業界振興・活性化、業界健全化、法制・税制、行政協力・交通安全、ＩＣＴ化促進、環境保全・省資源、自動車使用者、整備技術の向上、自動車整備技能登録試験、広報・国際協力、共済福祉事業、組織運営について、それぞれ実施した対策が報告された。

　整商連の平成３０年度事業計画は、人材養成事業促進として、ステップ別研修や実務研修を実施する。環境保全・省資源への対応としては、リユースバッテリーやリサイクル・リビルド部品を普及促進し、取扱い組合数、提携事業場数の拡大を図る。業界振興・活性化策として「売上を伸ばすためのサービスメニュー提案書Ⅱ」の活用の推進をする他、外国人実習制度の活用推進に係る研究、自動車新技術対応機器及びＯＳＳ関連ツール等取り扱いを検討する。また、非常用自家発電機負荷試験点検の施工店を募集、ＥＴＣセットアップ店主任者講習会の開催を検討する。