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1月鉄スクラップ市況情報

日本国内でも天井感が強まる懸念

 日本鉄リサイクル工業会(東京都新宿区)は2月1日、国内の鉄スクラップマーケット情報を発表した1月の国内鉄スクラップ相場は、月前半には前月までの上昇基調を引き継ぐ形で続伸したが、月後半に入ると値上げが一服し、全国的に踊り場を迎えた。月末のH2炉前渡しは関東と関西ともに3万6000~3万7500円を形成し、前月比1000~1500円程度上伸している。

 2017暦年の電炉鋼の粗鋼生産が前年比8.8%増の2532万トンを記録するなど需要環境は引き続き良好で、新年を迎えても国内スクラップ需要は堅調に推移している。一方、中国で鋼材や半製品が値下がりに転じ、鉄鉱石や原料炭価格も反落したため、海外では鉄スクラップ価格に天井感が台頭した。トルコ向け欧米スクラップ成約価格は高値から15~20ドル程度下落し、アジア圏でも需要家が様子見姿勢を強めた。そのため韓国向け輸出FOB価格はH2で3万7500円から月末に3万5500へと2000円下落した。

 先安と判断した海外需要家は日本産スクラップの買い付けを見送っており、新規輸出成約は難航している。今後は日本国内でも天井感が強まる懸念が指摘されている半面、需要は堅調感を保っているため、国内市況は踊り場を経て再び騰勢を強めるとの見方と交錯している。

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