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【トップインタビュー】ワンズレンタカー 島 社長に聞く ~自身の理念を語れる事業者を目指して~

自身の理念を語れる事業者を目指して

中古車を活用したレンタカーの先駆けとして国内はもとより海外にも店舗展開するワンズレンタカー。代表を務める島一徳社長は、自身の理念を語れる事業者を目指し、同社創業に至った。自身の経験を踏まえた創業、加盟店の気持ちがわかるフランチャイザーとして事業を推進する島社長に、ワンズレンタカー事業について話を聞いた。(齊藤寛英)

□自分の理念、本音を語れる会社を目指して
 ワンズレンタカーの事業会社となるワンズネットワークを創業したのは22年前。当時は銀行員であったが、脱サラして独立。経営も知らず全くの手探りであった。ワンズネットワークの事業は、大手車買取店のフランチャイズ加盟店がスタート。全くの異業種からの挑戦であったが、様々な経験を積みながらも順調に店舗拡大を進めることができた。ただ、事業を展開していく中で、自分の理念、将来のビジョンや本音を自分の社員に語れないことが悩みとなった。語れる言葉は、FC本部や上辺の言葉のみであり、やるならオリジナルの自分の本音を語りたい。やるなら本物の事業をやりたい。その本物を追求した時に3つの理念「できるだけ多くのお客様に安心と満足と感動を提供する。人との出会いを大切にする。失敗を恐れず、挑戦し続け、理想の姿を追求する」が生まれた。自身が事業者としてサービスを提供する上で考えたのは、絶対的なメリット、裏表のないメリットを出すことを第一とした。そこから格安レンタカーに辿り着いた。

□新しい価値と需要の創造
実家の北海道に帰省する際、レンタカーでワンボックスを借りると非常に高額になった。昔のレンタカー業界は競争が少ない業界であり、レンタカーに対して自分の中でも生じた疑問が、参入のきっかけでありチャンスがあった。中古車を活用した格安レンタカーの全国展開は当社が最初。その後、競合他社が展開し店舗を拡大し、今では格安レンタカーも認知を得ている。ワンズレンタカーは、業界が活きる仕組みであり、一つの新しい価値を創れたと自負している。今までレンタカーを借りたことが無い人が普段使いでレンタカーを使用し、新しい需要を作り出せた。また、中古車は内外装が綺麗でも値段の付かない車はたくさんある。中古車は人気で需要と供給が大きく異なる。人気は無くともまだまだ使える中古車をレンタカーにすることで原価も安く済み、お客様にも安価で提供できる仕組みづくりもできた。

□中古車販売店とレンタカー事業の相性は良い
 現在、中古車販売店の加盟店は少なく、ガソリンスタンド、駐車場、ホテルの加盟店が多い。しかし、中古車販売店はレンタカー事業と相性が良いと考えている。車販売の需要が下がる8月と12月は、レンタカーは繁忙期を迎える。一日の時間で見てもレンタカーは、朝と夜は忙しいが、日中はそれほど忙しくない。中古車販売店にとって車も人も共用できるレンタカーは非常に相性が良い。下取りで入ってくる車もレンタカーの活用を考えれば、高く買取できる可能性もある。また、ワンズレンタカーの車種は、店舗の裁量で決められる。決められた車両クラスであれば車種は問わない。加盟においても代理店制度があり、中古車販売店様には検討いただきたい。

□強みは「フルサポートコールセンター」
 ワンズレンタカーはフランチャイズとして展開している。FC本部として加盟店に優しい本部を目指している。捉え方にもよるが、優しいイコール甘いになりがちであり、本部と加盟店の棲み分けが難しい。お金を払うと取り戻すために必死になるが、逆に払わないと現状維持で満足する加盟店も出てくる。そこが運営としての課題。
レンタカー事業を始めた際に力を入れたのは、フルサポートのコールセンター。1号店となる当店は駅から遠く立地が不便。その状況でも都内から電車で来店するお客様もいる。お客様からはこのサービスを続けてくださいとの要望もいただいた。レンタカーをやっていく上で大変なのはクレームと事故。この大変な部分をコールセンターで全て対応しており、他社との一番の違いであり、強みである。FC店からも評価をいただいている。
今は凄い変革期。何もしなければ衰退する。見方を変えればチャンスでもある。加盟店となる人と一緒に考えていきたい。


【社名】株式会社ワンズネットワーク 
【本社所在地】千葉県船橋市習志野1-8-1
【創立】1995年10月2日
【代表者】代表取締役 島 一徳
【店舗数】国内320店(直営20店、FC300店)、海外4店

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