大阪府自動車整備振興会（山本昇会長）は７月26日、大阪府自動車整備会館（大阪府住之江区）で「次世代自動車勉強会」を開催した。トヨタカローラ南海サービス部技術教育業務改善室の草野　寛係長・中村正樹主任を講師として迎え、勝田年和専務理事の開会挨拶から始まり、新型「プリウス」のコンセプト、高性能化の仕組み、トヨタの衝突回避支援パッケージ「Ｔｏｙｏｔａ　Ｓａｆｅｔｙ　Ｓｅｎｓｅ」のシステム概要について、講義を行った。

　「新型プリウス」と題した勉強会では、新型プリウスの魅力や次世代車両技術「トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー（ＴＮＧＡ）」などをテーマに分析・説明し、小型化した部品を使った圧倒的低燃費の構造や高性能化、Ｔｏｙｏｔａ　Ｓａｆｅｔｙ　Ｓｅｎｓｅなどの先進技術について、理解を深めた。急速に高まる次世代の技術、装備に着眼し、それぞれの構造や仕組みに対する熱い講義が展開された。講師の一言一句を逃すまいと熱心にメモを取り、傾聴する参加者の姿に講義への関心の高さがうかがえた。

　全参加者が待ちわびる新型プリウスを使った実習では、現車を用いて機能や構造を考察し、活発な質疑応答があった。今後、販売や整備の現場における注意点や各機能や装備の説明などについて、実際に現車に手に触れることにより、より理解が深まることから、受講者個々のスキルアップに活かした。