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メカニックの商談が信頼を生む

  • 多田自動車工業外観 多田自動車工業外観
  • 多田社長 多田社長
  • 多田店長 多田店長
  • リフト3基を備えたピット リフト3基を備えたピット

「決めるのはお客様」を徹底する

 世田谷区に店舗を構え創業87年を迎える多田自動車工業株式会社。87年続く理由は、「お客様も大事に、社員も大事にしているから。」と答える多田浩社長と多田篤生店長。その二人に同社の歴史と強み、今後について話を聞いた。

—ターニングポイントは「メカニックが商談」
 創業は昭和2年。創業時は自転車のパーツを修理していた。当時、自動車は珍しい存在であり、まだ普及していなかった。その後、戦争が起き陸軍の自動車部隊のオーバーホールの仕事を請け負うようになり、そこで車の知識を得て整備工場を始めた。その後、昭和44年に指定工場となり現在に至っている。
 戦後はモータリゼーションの勃興によりオート三輪、特にマツダ・ダイハツ車の整備、修理を行ってきた。その後は三菱ふそうの拠点としてトラックを中心に商用車を扱っていたが、事業環境の変化から平成16年にコバックに加盟。以後、乗用車の車検・修理が中心となった。コバックに加盟する前、当時行われていた勉強会に参加していたが、その勉強会で『先生』と呼べる人に出会った。実際に『先生』の会社を見学したが、そこではメカニックが商談をしており、お客様もメカニックの言葉に説得力を感じ、信頼関係の構築ができていた。普通はフロントが商談をするが、この方法に共感し、当社でもメカニックが商談する方法に変えた。実際、メカニックの言葉には重みがあり、お客様も納得していただける。

—「決めるのはお客様」
 来店するお客様は近所の方が多い。メカニックと繋がりのあるお客様には継続的に来店いただいている。また、都心に近く立地にも恵まれており、世田谷区を中心に中野区や杉並区からも新規のお客様に来店いただいている。最近のお客様は、車にかけるお金を真剣に考えており非常にシビア。何でも直すのを良しとしない人が多い。そういうお客様には現状をしっかり説明し、修理の提案をする。決めるのはお客様であり、そこでお客様と当社の信頼関係が生まれてくる。信頼関係ができれば、価格ではない満足を実感いただけるようになる。

—御社の強みは
 当社の強みは「お客様との約束事を必ず守る」こと。当たり前のことだが、挨拶一つをとっても当たり前のことを当たり前にやることが大事。
 もう一点は、やはりメカニックが商談をできること。メカニックは医者であり、お客様は患者。医者が直接話をすることで、患者も安心し、納得いただける。

—今後の取り組みは
 立地と人口の減少を考えると車検の件数が今以上に大きく伸びることは難しい。また、車検は価格競争にもなっており、差別化が図りにくくなっている。今後は、修理の部分に力を入れ、輸入車や専門的な分野の扱いを拡げていきたい。

<店舗情報>
・会社名:多田自動車工業株式会社
・住所:東京都世田谷区代沢4−1−5
・電話:03—3413−0700
・店舗代表者:多田浩社長
・設立:昭和2年
・工場種別:関東運輸局指定工場 
・スタッフ数:15名(メカニック6名

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