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日独部品価格差を検証

 今回、部品代の価格設定のヒントを求めるべくドイツにおける部品価格について調査した。EUの中でもドイツでは日本車といえども苦戦を強いられているが比較的人気のある3車種(プリウス、フィット、マーチ)、それも1世代前のモデルを選択。事故修理の際、需要の高い前周りの外板パーツ4種、メカパーツ2種による日独純正価格の比較を現時点で行った(1ユーロ=137円で換算)。

 結果は別表の通りで、必ずしも一方的に値段が高止まりしているという見方は当たらない。日本のほうが高いものがある一方でマーチK12のクーラーコンデンサーAssyのようにドイツの価格が2倍近いものも見られる。クーラーコンデンサーに限って言えば、各社とも日本価格よりも大幅に高くなっているがこれは一般的にドイツでは「ヒーターは必須だがクーラーは不要」という気候の特性であろう。需要が少ないことから在庫負担分のコストが上乗せされているのは間違いないところ。

 全体を通して指摘できることは、以前のように日本で生産された車両が輸出される時代ではなくなったことから、補給部品についても生産拠点の最適化が進んだことによる現地価格設定ということなのであろう。今後、損害保険による車両修理費の平均単価、部品・鈑金・塗装の構成比率、あるいは部品価格の上昇率、社外パーツ(優良品)、リサイクルパーツの使用状況など調査を進めることで客観的な判断材料を揃えて提供していきたい。

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