ＮＧＰ日本自動車リサイクル事業協同組合（東京都港区・長谷川利彦理事長）は１０月２８日、「第９回通常総会」を開催した。
　同組合は、ＮＧＰグループ創立から２７年、協同組合として１０年を迎える。今期２期目となる長谷川理事長体制のテーマは、先人の事業を受け継ぎ未来を切り開くという意味の「継往開来（けいおうかいらい）」を採択。目標の部品販売５００億円達成に向け、ＮＧＰの伝統・結束・協調を継承する決意をもって、同組合の持続的成長に向けた「顧客との信頼関係」を深めていく。

　目標達成の施策として「カイゼン塾」の実施と「廃車王」サイトを新しく立ち上げる。「カイゼン塾」は部品の生産効率を上げることを目的に、外部講師が運営。外部の目で組合員の指導を行い、生産現場力の向上を図る。「廃車王」サイトは、業界初の廃車オークションシステムを導入。１２月中旬のサービス開始を目処に一般ユーザーから廃車出品を募り、組合員によるセリを実施。組合員の廃車仕入を支援する。
また、物流委員会を新設、リターナブル梱包資材の利用拡大を図り、物流費コスト低減にも取り組む。
今期から青年部（１７名）が活動を開始。理事会は、ＮＧＰの次代を担う人材育成を目的に、青年部活動を支援していく。