日産レンタリース阪南（大阪府東大阪市、北村太作社長）は、日産レンタカーのフランチャイズチェーン（ＦＣ）加盟企業として、大阪府東部エリアを中心に８店舗を展開する。同社は１９７３年、日産カーリース（旧・日産観光サービス）の業務委託店として「日産レンタカー谷町店」で営業開始、翌年には法人化するとともに、翌７５年には「東大阪小阪店」の営業を開始し、「日産レンタカー」一筋の店舗展開で、現在では大阪、京都に８店舗体制を構築する。直営店とうまく共存しながら、レンタカー専業として、会社設立から５１年の歴史を誇る有力企業だ。

　北村社長は「レンタカー市場は、特に成長性が高いと見られているが、近年のインバウンド増などが要因。一方、自社の商圏は主にディーラー代車やビジネス、レジャー需要に対応したもので、堅実な経営を展開している」という。現在の保有台数は６５０台規模。

　最近では日産レンタカーが展開する「セルフライドゴー」という無人レンタカー貸し出しサービスに対応した拠点も新設、ユーザーの利便性向上につなげている。自社のレンタカーの特徴は「ディーラーで行う定期点検や整備を徹底している点」（北村社長）という。万全のメンテナンスを徹底、レンタアップ後の車両はメーカー系ならではの良質車。中古車市場でも商品価値が非常に高い。
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