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令和最新版【査定検査ガイド】㊳パネルボンドによる修理

 自動車のパネル交換修理では、再溶接を用いることが一般的です。ところが近年の査定現場では“パネルボンド”を用いた交換修理跡に遭遇することが多くなっています。

●使用範囲は拡大傾向
 パネルボンド(画像①)を用いた交換修理跡は“リヤフェンダー”で見かけることはこれまでもありました。
 ところが“雹(ひょう)”による被害が近年急増していることから“ルーフパネル”の交換修理でも頻繁に見かけるようになっています。
 それだけでなく“骨格部位の交換修理”にまで用いられるケースも確認されていることから、査定時にはさらなる注意が求められています(画像②・③)

●パネルボンド使用のメリット
 パネルボンドを活用した修理は、乾燥工程時の温度管理や経年劣化による耐久性に不透明性があるといった懸念事項もあるのですが、
 ・溶接による熱変形や周辺への火花飛散の心配がない
 ・溶接のような“点”ではなく“面”での接合により接合強度や防水性・防錆性が高くなる
 ・溶接資格や技能等がなくても交換作業が可能
 といった多くのメリットが存在します。
 他業界と同様、人材不足に悩まされる現場では“作業効率を向上させる方法”として、今後も積極活用されていくことが予想されます。

●修理跡に気づくためには・・・
 溶接部位の交換歴チェックは、再溶接による交換修理を想定して“接合部の表・裏面の溶接跡”を確認することが一般的です。
 ところがパネルボンドを用いた交換修理を行った場合には、こうした箇所に痕跡が残りにくく、判断に迷いが生じてしまいます。
 そこで注目したいのが“接合部の隙間”。 
 画像③・④・⑤をご覧いただくとわかるように、接合部の“隙間”にパネルボンドを充填した痕跡が残ります。
 このように令和の査定では、①表面②裏面、そして③隙間の確認が必要となっているのです。

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