日産プラザソル（千葉市美浜区、甲斐慎一社長　以下、ＮＰＳ）は、日産フィナンシャルサービスのリースアップ車・残価設定型クレジットの良質のアップ車ならびに、日産レンタカーのレンタアップ車を中心に自社入札会を核とした中古車販売事業を展開し、独自の強みを発揮している。同社が運営する「ＮＰＳ入札会」と「ＮＰＳ共有在庫」は、高品質な日産車を求める全国の自動車販売業者から高い評価を得ている。

■高品質車両が集まるＮＰＳ入札会
　ＮＰＳ入札会は、リースやレンタルが終了したばかりの高品質車両を多数取り揃え、毎週月・火曜日に開催。入札もＷＥＢ入札方式を採用し、全国６会場（苫小牧・仙台・栃木・東京・大阪・福岡）から仕入れができ、インターネットを通じて車両情報や画像を確認し、入札参加を可能としている。年会費・入会金は無料で、入会時の審査のみ。開催期間中は下見も可能で、来場特典も用意されている。年間出品台数は約１万６０００台、うち日産車比率は９６％を占め、２３年度実績では、平均販売単価は７２万４０００円、成約率は９４％と高い数値を誇る。

■強みは徹底した車両管理
　ＮＰＳの最大の強みは、リース期間中の車両管理事業を自社で行っている点だ。定期点検の入庫促進や安全運転啓蒙活動を通じて、メンテナンスが行き届いた良質な中古車を仕入れることができる。実際に、下見に来場した会員からは「評価点よりもコンディションが良かった」という声が多数寄せられており、安心して応札できると評判だ。
　また、会員の声に耳を傾け、サービス向上にも注力。クレーム延長など、会員限定の新サービスも検討中だ。市場にあまり出回らない珍しいグレードや希少車、日産自動車「NISSAN GALLERY」の展示車も出品されることがある。

■共有在庫で仕入れを効率化
　２０年７月からは、会員限定サービスとして「ＮＰＳ共有在庫」を展開。入庫車から高品質な車両を選び、商品化した車両をネット掲載し、常時５０台以上を掲載。車の写真は４０枚以上、装備品や損傷箇所も掲載されており、安心して仕入れができる。価格非表示機能も搭載されており、顧客との商談にも活用可能だ。電話１本で即仕入れができるため、商談機会を逃さないと好評で、リピーターも多く、ＮＰＳ共有在庫ブランドが確立されている。

　ＮＰＳは、企業理念である「お客様のお役に立つこと」を追求し、今後も高品質な日産中古車を全国に提供していく。