豊田メタル（愛知県半田市）は１０月２８日に廃車供養を執り行った。

これは日常生活や産業活動に役立ってくれた車に感謝し、交通事故などの御霊を慰め、車社会の交通安全祈願、解体業者の作業安全祈願のために開催している神事。

毎年１０月下旬か１１月初旬に開催され、すでに３４回目を迎える創業当時からの伝統行事。
出席者は豊田メタルの社員以外にトヨタ自動車や豊田通商、東海地方の解体業者組織の代表者など50名近くが参列した。

当日は住吉神社宮司司祭が訪問し、おごそかな雰囲気で祝詞奏上（のりとそうじょう）や豊田メタルの吉田孝社長や来場したトヨタ自動車ほかの代表者による玉串奉奠（たまぐしほうてん）、そしてお守礼焼納とつつがなく式は終了した。

同社の吉田社長は
「１９７０年の創立以来、長年愛用された大事な車をよみがえらせるビジネスを今日まで続けられたこと、ユーザーの皆様や関係各社の方に心から感謝を申し上げたい。今後もリサイクル率１００％を目標に尽力していく」
と抱負を語った。