オートサービスダイニチ
「JUテントリ」を活用して油外収益増加に貢献
オートサービスダイニチ(岐阜市、林頼孝社長)は、サービスステーション(SS)として石油製品販売の他、新車・中古車販売、車検、カーメンテナンス、各種保険、カーコーティングなど、ユーザーのカーライフ全般に関わったサービスを提供している。同社は1967年に創業、今年で58年を迎えた老舗企業だ。地元密着の経営で、現在では岐阜県内に中古車展示場を併設したSSを3店舗、認証工場2か所を構え、約30名のスタッフとともに地域に根差した事業を行っている。「JUテントリ」は9年前の2016年にスタート。インターネットを使用した車両の売買が広がりをみせているなか、SS経営と並行して効果的に「JUテントリ」を活用している林社長に活用方法を聞いた。(福井伸幸)
■「JUテントリ」の導入は事業拡大の副産物
同社が「JUテントリ」を始めたのは、約9年前の16年。所属するJU岐阜を通してサービス内容を知り、共有在庫による販売台数増加を見込んで、導入に踏み切った。背景には、ガソリンを始めとした石油製品の販売を主としていたSSの利益構造が、時代の流れとともに変化したことにある。改善策として、タイヤやオイル交換、洗車などの周辺商品・サービスの拡充や、認証工場の導入による車検や分解・一般整備による収益増加につながっていった。その後、更なる事業拡大を見込み、新車・中古車販売、リースを開始した。
■SSと車販の相乗効果を生かす
SS経営に留まらず、ユーザーのカーライフ全般を囲い込む同社の手法は、1顧客に対しての信頼関係構築をスムーズに行うことができるとともに、複数のサービス提供の「しやすさ」にもつながっている。車販についての具体的な例では、日頃、SSに来店する顧客に対して、洗車やオイル交換などのSSのサービスだけでなく、車販の提案を行うことで、「車が買える」SSとして認知をしてもらう。また、3店舗のSSは全て中古車展示場を併設しており、来店時に自然と視界に入るようにもなっている。顧客の買い替え時には、車販を行っていることを認知してもらっているため、スムーズな買い替え提案を行うことができる。また、顧客から買い替えの相談をしてくることもあるという。林社長は「車を購入してもらうことで、保険や点検、給油などの付帯サービスにつながることから、車販には注力していきたい」と話す。
■ユーザー目線の撮影で差別化を図る
同社は仕入れのほぼ全てを複数のオートオークション(AA)を使用して行っている。AAで仕入れた車両は、内外装を確認した後、出品票に記載されていない装備品があれば追加して、「JUテントリ」と小売り向けのインターネット媒体に登録する。撮影では、ユーザー目線に気を付けている。ユーザーが望む装備品やオプションを中心に撮影を行い、差別化を図るとともに、キズがある場合は、明確にすることで、「JUテントリ」で車を探している販売店と安心して取引ができる環境を構築している。
■「JUテントリ」は今後の車販増加のカギ
現在、同社の中古車保有在庫は約20台、「JUテントリ」には、ほぼ全台数を小売り向け媒体と同時並行で登録している。林社長は「業販のJUテントリは小売りとの両輪となりつつある。あくまでも、付帯サービスにより利益確保が期待できる小売りが主軸となるが、長期在庫や小売りに向いていない車両について、JUテントリを通じて売却されることがあり、無くてはならない存在となっている」と話すとともに、今後について「SS、認証工場、車販と多岐に渡り、複雑になってきているので、現在行っていることを見直し、シンプルにしていきたい。その中で、JUテントリは、在庫台数を増やすことで、販売台数増加につなげていきたい」と考えている。
■「JUテントリ」の導入は事業拡大の副産物
同社が「JUテントリ」を始めたのは、約9年前の16年。所属するJU岐阜を通してサービス内容を知り、共有在庫による販売台数増加を見込んで、導入に踏み切った。背景には、ガソリンを始めとした石油製品の販売を主としていたSSの利益構造が、時代の流れとともに変化したことにある。改善策として、タイヤやオイル交換、洗車などの周辺商品・サービスの拡充や、認証工場の導入による車検や分解・一般整備による収益増加につながっていった。その後、更なる事業拡大を見込み、新車・中古車販売、リースを開始した。
■SSと車販の相乗効果を生かす
SS経営に留まらず、ユーザーのカーライフ全般を囲い込む同社の手法は、1顧客に対しての信頼関係構築をスムーズに行うことができるとともに、複数のサービス提供の「しやすさ」にもつながっている。車販についての具体的な例では、日頃、SSに来店する顧客に対して、洗車やオイル交換などのSSのサービスだけでなく、車販の提案を行うことで、「車が買える」SSとして認知をしてもらう。また、3店舗のSSは全て中古車展示場を併設しており、来店時に自然と視界に入るようにもなっている。顧客の買い替え時には、車販を行っていることを認知してもらっているため、スムーズな買い替え提案を行うことができる。また、顧客から買い替えの相談をしてくることもあるという。林社長は「車を購入してもらうことで、保険や点検、給油などの付帯サービスにつながることから、車販には注力していきたい」と話す。
■ユーザー目線の撮影で差別化を図る
同社は仕入れのほぼ全てを複数のオートオークション(AA)を使用して行っている。AAで仕入れた車両は、内外装を確認した後、出品票に記載されていない装備品があれば追加して、「JUテントリ」と小売り向けのインターネット媒体に登録する。撮影では、ユーザー目線に気を付けている。ユーザーが望む装備品やオプションを中心に撮影を行い、差別化を図るとともに、キズがある場合は、明確にすることで、「JUテントリ」で車を探している販売店と安心して取引ができる環境を構築している。
■「JUテントリ」は今後の車販増加のカギ
現在、同社の中古車保有在庫は約20台、「JUテントリ」には、ほぼ全台数を小売り向け媒体と同時並行で登録している。林社長は「業販のJUテントリは小売りとの両輪となりつつある。あくまでも、付帯サービスにより利益確保が期待できる小売りが主軸となるが、長期在庫や小売りに向いていない車両について、JUテントリを通じて売却されることがあり、無くてはならない存在となっている」と話すとともに、今後について「SS、認証工場、車販と多岐に渡り、複雑になってきているので、現在行っていることを見直し、シンプルにしていきたい。その中で、JUテントリは、在庫台数を増やすことで、販売台数増加につなげていきたい」と考えている。