グーネット自動車流通

メニュー

【JUテントリ活用店レポート】渡辺オート商会(名古屋市千種区)

  •  
  • 渡辺精仁社長 渡辺精仁社長
  • 日当たりが良い店内 日当たりが良い店内
  • 登録は渡辺社長が行う 登録は渡辺社長が行う

「JUテントリ」の活用で業販の軸ができる

 渡辺オート商会(名古屋市千種区、渡辺精仁社長)は1968年に創業、今年で創業56年を迎える老舗自動車販売会社だ。同社が所在する名古屋市千種区は名古屋市を構成する16区のうちの一つで、総人口約16万4000人。市中心部に近い西側は商業地区が広がり、東側は大学・高校・予備校が多い文教地区である。
同社は、名古屋高速道路吹上西出入り口から約5分の好立地。新車・中古車販売、リース、ローン、保険など幅広く手掛けており、地元に根を張った堅実な経営を行い、地域住民からの厚い信頼を得ている。あわせて、JU適正販売店の資格を18年に取得。更なる信頼度向上に向け日々努力を続けている。「JUテントリ」は約8年前にスタート。インターネットを使用した車両の売買が広がりをみせているなか、効果的に「JUテントリ」活用している渡辺社長に活用方法を聞いた。(福井伸幸) 

■AA出品車両データを使用するメリットは多い
 同社の「JUテントリ」登録車両の多くは所属するJU愛知のAA(オートオークション)出品車両だ。AA出品車両を「JUテントリ」に登録するメリットは第3者による検査を受けていること。AA出品車両であれば、既に会場による検査が行われており、それを第3者による検査として「JUテントリ」に使用することで、登録車両の信用性が自主検査と比較して上げることができる。また、AA出品車両を「JUテントリ」に登録するもう1つのメリットは手間を掛けずに登録することができること。AA出品車両のデータは検査を含めたほとんどの情報を「JUテントリ」に使用することができるため、変更するのはコメント追加と金額入力の2項目。同社では1台あたりの登録時間は、5分以内で行われる。

■「JUテントリ」で商売の仕方が変わる
 「JUテントリ」を開始したことで、業販の軸を作ることができ、また経営の効率化を図ることができた。今までの業販は組織内や知り合いなど比較的狭い世界でのやりとりが多かったが、インターネットを使用した「JUテントリ」は、場所、時間はもちろんのこと「人間関係」など考慮しなくても、車両の売買を行うことができる。これにより、業販による販売台数の増加につながり、小売りと同等の軸を作ることができた。また、経営の効率化の面でも大きな効果がでている。AA出品車両データを使用し、インターネット活用した「JUテントリ」は運用面で人の労力をあまり必要としない。人件費は経営において大きな負担となるが、これを増やすことなく、販売台数増加につなげることができる。また、インターネットという仮想空間の展示場を創り出すため、現実の展示場を必要とせず、維持管理費などの経費増加を行う必要もない。

■「買い」でも「JUテントリ」を活用
 不安定な生産体制が影響し新車納期が不透明になっている。代替え案としてユーザーに提案する場合、「JUテントリ」であれば、高年式の即納車を探すことができる。AAでも見つけることが可能であるが、仕入金額が明確でなく、また仕入れ自体も不確定なため、ユーザーとの商談を進めることは難しい。在庫として仕入れるのであればAAも選択できるが、小売りにつながる商談であれば「JUテントリ」による仕入れが使い勝手が良いと感じる。

■JU適正販売店で安心度を高める
 同社は約6年前に「JU適正販売店」の資格を取得。顔の見えないインターネットでの取引だからこそ、お店の安心度を高めることができる「JU適正販売店」の資格は必要だと考える。「JUテントリ」では車両検索時に「JU適正販売店」の車両にはアイコンでわかるようになっている。

■今後も「JUテントリ」の活用に注力
 今後について渡辺社長は「昨年は大手中古車販売店の不正もあり、ユーザーの中古車に対する不信感は顕著に表れ、小売においては厳しい1年であった。そのような小売り不振の環境下において、JUテントリには販売で大きく助けられた。まだまだ、不安定な状況が続くと思われるので、引き続きJUテントリには注力していきたい」と話す。

【店舗情報】
社名=渡辺オート商会
所在地=愛知県名古屋市千種区吹上2-4-8
電話=052-733-6006

オークション

企業・団体

ひと

コラム

相場・統計

新製品

新車ランキング

中古車ランキング

年頭所感

整備

板金