スズキは電動スクーターの試作車「ｅ‐Ｌｅｔ‘ｓ」（イーレッツ）を完成させ、公道走行調査を開始すると発表した。
　９月21日に第一種原付自転車の届出を行い、ナンバーを取得ずみ。今後、様々な走行データを収集し製品化に向けた開発を進める。
　車体は、回生充電が可能な高性能インホイールモーターとリチウムイオン電池、充電システムを搭載しつつ、ガソリンエンジン搭載車と同等の車両重量（74㎏）とした。電動ならではの滑らかな加速と軽快な走りに加え、低騒音、低振動、排出ガスゼロの高い環境性能を実現。
　充電は家庭用の１００Ｖ電源を使用し、１回の充電（約４時間）で、約30㎞の走行（30㎞／ｈ定地走行時）が可能。
　なお、スズキは今秋より、静岡県浜松市が中心となり地域の産学官で構成された「はままつ次世代環境車社会実験協議会」の走行実証実験に同車で参加する。