中古車の個人間売買マーケットプレイス「Ancar（アンカー）」を提供するAncar（東京都渋谷区、城一紘社長）は、自動車卸売業、販売、買取、整備、修理、レンタカーなど、広範な自動車関連業務を展開する服部モータース（愛知県東海市、奥野文明社長）と戦略的パートナーシップ構築に向けた合意を交わした。

　同社は、2015年9月に開始した車のCtoCマッチングサービス「Ancar」で、自動車の既存流通における課題を解消すべく、安心安全な個人間売買の形を追求し、高額な自動車を中心に多くのユーザーに利用され、サービスの拡充に努めてる。

　今回の戦略的パートナーシップでは、同社は服部モータースの資本を受け入れ、さらなる事業成長を目指す。これにより、同社は企業価値を向上させ、服部モータースが有する多様なリソースやアセットを活用でき、事業拡大に伴う資金課題にも対応できるようになる。

　同社は今後も「安心安全な移動体験を届ける」を事業ミッションに掲げ、自動車産業における信用回復に努める。服部モータース奥野文明社長も、この戦略的パートナーシップにより同社が自社の専門知識とリソースを活用し、中古車市場におけるサービスの質と範囲を拡大することを期待している。同時に、同社は技術力とマーケットプレイスを通じて服部モータースが広い顧客層にリーチし、事業拡大を図る手助けを提供する。

　両社の提携は、相互のネットワークとリソースを最大限に活用して中古車市場におけるサービスの質と効率性を向上させ、車の販売を通じて人と社会を繋ぐ架け橋となり、成長と市場競争力の強化、顧客にとってより良い選択肢の提供を目指している。