オートサーバー（東京都中央区、髙田典明社長）と出光興産（東京都千代田区、木藤俊一社長）は、中古車リースサービスに関するシステムを共同で開発すると発表した。

　出光興産は新車のマイカーリース「オートフラット」に、オートサーバーの共有在庫サービス「ＡＳワンプラ」の中古車情報を加え、中古車リースおよび中古車販売を可能にするシステムを構築する。新サービスの開始時期は１０月を予定している。

　これにより出光興産系列約１３００カ所のガソリンスタンドは、新車リースに加え中古車リースサービスの提供が可能となり、「ＡＳワンプラ」１５万台の共有在庫から新たな選択肢をユーザーに提案できるようになる。

　オートサーバーにとっては、従来の販路に出光系列ガソリンスタンドが新たに加わることで、より活発な取引が行われることが予想される。

　開発に取り組む営業企画部若林部長は「中古車リースおよび中古車販売は新車を扱う以上、避けて通れない道。ＡＳワンプラがリースの考えにマッチした」と話す。

　マイカーリースは現在、各石油元売り会社が展開している。ガソリンスタンドごとに売れる車が異なるなど、販売員の影響力の高さが伺える事例もある。マイカーリースは地元に信頼されるガソリンスタンドだからこそできる販売手法として注目を集めている。