日本二輪車オークション協会（JABA、福田博介会長）は３月2４日、一般社団法人として発足後第１０回目となる通常総会を開催した。当日は、令和３年事業報告、令和４年事業計画などを審議承認し、新会長に福田博介氏（オークネットグループ執行役員）、新副会長に徳山勇秀氏（ビーディーエスCEO）、副会長に金島雅哉氏（ジャパンバイクオークション社長）がそれぞれ選任された。

　令和３年度の事業報告で、会員二輪車オークションの出品、成約状況が報告された。令和３年度の出品台数は、３９万１７１０台（前年同期比０．７％減）、成約台数３３万６４６５台（前年同期比１．７％減）、成約率は８５．９％となった。また、走行距離確認サービスの運用に伴う判定結果は、これまで異常なしか減算車の２区分だったが、令和３年６月より、異常なし、メーター交換歴車、走行疑義車、減産車の４区分とされた。

　令和４年度の事業計画案では、盗難二輪車の照会回答業務及び二輪車走行距離管理システム、走行距離確認サービス、媒体向け二輪車走行距離確認サービスなどを引き続き運用していくことが承認された。

　また、自動車公正取引協議会の賛助会員として、会員オークション会場へ二輪自動車公正競争規約の告知普及活動の要請や、中古バイクの走行距離表示状況調査に関する協力や連携を行う。オークション主催者の実態調査として、主催者ごとの毎月の出品台数、成約台数、平均単価などを集計し、会員オークション会場へ報告することなどが承認された。