ＪＵ広島（安部英雄会長・理事長）は２、３月の２カ月間、「おかげさまで５０周年プレゼントキャンペーン」と題した小売りフェアを一斉展開する。ＪＵ加盟店の認知度アップを図るもので、とりわけ「ＪＵ適正販売店」と「中古自動車販売士」の存在を一般ユーザーに訴求し、ＪＵ組織の存在価値向上につなげる。合わせて車両本体価格と諸費用を合わせた「支払い総額」を強く訴求し、ＪＵ広島加盟店での中古車購入をアピールする。

　同キャンペーンでは、協賛するＪＵ広島加盟店75社で成約特典としてドライブレコーダーをプレゼントする。地元テレビ局４社でのコマーシャル（ＣＭ）を２月の１カ月間に合計３００本程度、集中的に告知するという。合わせて、キャンペーン参加店舗には目印ののぼり旗を掲げ、キャンペーンの一斉展開をアピールする。協賛する各加盟店には「中古自動車販売士」が常駐するほか「ＪＵ適正販売店」も多く存在する。

　まずはこうした制度の普及拡大を図り、加盟店への来店客誘致を促す。店頭での成約増につなげ、年度末拡販期の中古車小売りを盛り上げる。

　一方で、同キャンペーンでは、ＪＵ中販連組織の認知度拡大にも活用する。全国の中古自動車販売事業者で構成する唯一の業界団体として安心感を訴求する。とりわけ、支払い総額（総額表示）の重要性を説き、ユーザーへの啓発を図る。

　同キャンペーンを展開する新宮且識小売振興委員長は「われわれＪＵは『消費者保護』や『業界の健全な発展』を目的とした組織。業界及びＪＵ加盟店を守るため、こうしたキャンペーンの展開を通じてユーザーへの啓発につなげたい。中古車業界の健全化や健全な競争につなげ、ユーザーと業界を守りたい」と話す。