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「令和3年度 気候変動アクション環境大臣表彰」受賞

  • 表彰状を手にする小林理事長(右) 表彰状を手にする小林理事長(右)
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自動車リサイクル部品を利用した カーボンニュートラルの取組が評価

 NGP日本自動車リサイクル事業協同組合(東京都港区、小林信夫理事長、以下NGP)は、環境省が主催する「令和3年度気候変動アクション環境大臣表彰」を受賞した。

 「気候変動アクション環境大臣表彰」は、気候変動対策推進の一環として、顕著な功績のあった個人・団体をたたえるため、環境省が行っている表彰制度。

 NGPは普及・促進部門(緩和分野)にて、「自動車リサイクル部品のCO2削減効果の研究を活用したカーボンニュートラルに向けた普及・啓発」というテーマにおいて、地球温暖化防止に対する自動車リユース部品を活用したCO2削減の研究を活用した、教育、普及、啓発、持続可能な未来に向けた価値観、行動、ライフスタイルの変容など、継続的な取り組みに関する功績が評価され今回の受賞に至った。

 NGPは2021年11月24日に「第22回グリーン購入大賞」での「大賞・経済産業大臣賞」を受賞し、同年2月に「第17回LCA日本フォーラム表彰」での「経済産業省 産業技術環境局長賞」、同年3月には「第24回中小企業組織活動懸賞レポート」での「本賞」を受賞している。本表彰で4度目の受賞となり、環境大臣表彰の受賞は初となった。

 NGPは、「自動車リサイクル部品」が環境にやさしいことの根拠を定量的に示すことで、リサイクル部品の付加価値を高めて、利用するユーザーの環境貢献意識を向上させ、地球環境保護に貢献したいという思いから、2013年5月より、富山県立大学工学部機械システム工学科の森孝男名誉教授(富山県射水市)、明治大学理工学部機械情報工学科の井上全人教授(生田キャンパス)と「自動車リサイクル部品産学共同研究会」(富山県立大学名誉教授・NGP技術顧問、森孝男座長)を立ち上げ、自動車リサイクル部品を活用した場合のCO2削減効果値算出についての産学共同研究を開始した。

 部品を生産する時に発生するCO2だけではなく、部品を作るための資源採掘から、原料生産、部品生産、使用、処理までライフサイクル(生涯)、アセスメント(評価)する手法であるLCA(ライフサイクルアセスメント)の計算ソフトを使用してCO2削減効果の定量化に成功し、2016年4月に記者会見を行い、それまでの研究成果を公表した。同時に専用のホームページ「NGPエコプロジェクト」を開設し、ホームページ上にて研究成果を公開している。
<NGPエコプロジェクトホームページ>URL: http://www.nepp.jp
 研究は現在も継続しており、研究成果は、NGPの2030年のSDGs達成に向けた目標や、廃車になった自動車の取扱説明書を再生利用して製作した「環境教育ノート」に活用するとともに、環境展や自動車リサイクル工場見学会を通じて、子どもたちや一般ユーザーに対しても、リサイクル部品の普及・啓発に取り組んでいる。

 NGPのリサイクル部品が使用(販売)されることで削減されたCO2の量については、毎月ホームページ及びNGPニュース(社外報)で公開するとともに、削減されたCO2の量に応じて、「瀬戸内オリーブ基金」(自動車リサイクル法制定の契機となった、不法投棄事件が起こった香川県豊島の環境保全・再生活動を行うNPO法人)に寄付を行い、NGPとしても豊島の環境保全・再生活動に取り組んでいる。

 産学共同研究については、SDGsの目標達成とカーボンニュートラルの実現に寄与すべく、部品の調査対象をさらに増やし、NGPの販売する自動車リサイクル部品点全てのCO2削減効果が算出できるように継続していくとともに、自動車のライフサイクル全体のLCA評価方法の確立が不可欠であることから、部品だけでなく、製造から廃棄に至るまでのLCAの研究に拡大していく。

 NGPは、今後もリサイクル部品の利用拡大に取り組んでカーボンニュートラルに大きく貢献するとともに、研究成果を活用した教育支援や豊島の環境保全・再生に取り組み、引き続き持続可能な循環型社会の実現に貢献していく。

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