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奈良県橿原(かしはら)市に店舗を構えるユーポス橿原店は業界が騒然とするほどの実績を残している。
昨年度の買取台数は2113台。
3月決算期には単月351台の買取実績を残した。
同店はユーポスグループ70店の中で6年連続買取台数NO1の記録を持つ。
人口比率で奈良県は関西地方では和歌山に次ぐワースト2。
このマイナス要因をモノともせず同店がいかにユーザーの心を掴み、この実績を残しているかをエリアマネージャーの村上一徳氏にお話を伺う。
同氏は全ての要因は店舗正面に掲げる大弾幕にあるとのこと。
そこには「お客様満足度NO1目指し挑戦中」の文字。
高価買取だけでなく親身になった乗り換えや売却の提案で末永く愛されるお店を目指し、全スタッフがこのテーマに挑戦している。
同店スタッフ数は営業スタッフ7人、事務スタッフ6人。
この6人の事務スタッフで3店舗分の事務処理を集中管理する。
まず、ユーザーから買い取った車はすぐに名義変更をかける。
名変手数料を計算すると年間600万円以上の出費。
決して安価な金額ではない。
しかし、ユーザーから買い取った車を流通市場(いちば)のオークション会場で売却した後でも購入業者が交通違反や事故を起こした場合は元のユーザーに連絡が入る。
それを避けるため、すぐにお店名義に変更する事は非常に重要なこと。
そして、取材開始から気になっていた入口付近の物体について同氏は
「あれはデジタルサイネージです。旅館の玄関に来客する人の名前が書いてあるウェルカムボードのデジタル版です。3店舗へ導入して150万円以上の出費でしたが、ユーザーも本当に喜んで頂け、スタッフ全員が来店するユーザーをお迎えする心の準備ができる」
そこには平日の夕刻にも関わらず10件ものユーザー名が掲載されていた。
この時間からこの件数をこなすことに驚いていると同氏は
「営業スタッフの大半は出張査定中。週末は店舗に来客がとぎれることはないです」
とのこと。
そして、高価買取については関連会社がオークション会場(ベイオーク)であることが大きい。
日々変わる相場情報をオークション会場スタッフから連絡を受けて情報を共有化。
最高値で売れる時期と車種等を見極める。
また、人材のスキルアップも重要。
定期的にスタッフから改善案を吸い上げる。
今月は来店したユーザーへダッシュで駆け付けることを実施中。
週末に店舗前でノボリを振り続けてユーザーにアピールすることも提案された案件のひとつ。
同氏はスタッフへ
「高く買い取る事は当然。人(魅力)で買い取れ」
と指導する。
同氏は過去に単月単独で150台の買取記録を持つ。
通常不可能と思える業務量になるのだが
「常に全力を出していると周囲が助けてくれる」
とのこと。
東京に転勤したユーザーが同氏にクルマを買って欲しいと連絡が入ったこともある。
もちろん、忙しい時間をやりくりして東京まで出張査定。
その日のうちにお店に戻ったことも。
驚異的な買取台数もこの
「全力」
というキーワードが全ての行動に付いてくると達成できるのかもしれない。
同社の取り組みやブログは以下のアドレスから!
http://www.u-pohs-nara.co.jp/
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