自社開発のUV除菌装置「ULTRABUSTER(ウルトラバスター)」
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ダイハツ工業は3月27日から順次、紫外線(UV)による除菌装置「ULTRABUSTER(ウルトラバスター)」を全国の販売会社へ無償貸与する。来店客に少しでも安全・安心な環境を提供するため、全国販売会社に順次展開することを決めた。
ウルトラバスターは、顧客視点でモノづくりの本質を研究し、把握したニーズをいち早く具現化するために社内に設立した「くらしとクルマの研究所」が開発した。自動車づくりで培ったノウハウを活かし、空気吸入口から出口までの構造を設計することで、静粛性等の性能向上を図った。社内の診療所や事務所、近隣の医療機関、販売会社で実証実験を行いながら改良を重ね、同社から医療従事者への感謝の気持ちを込め、今年2月から近隣の医療機関などに約250台を無償貸与してきた。
今回、貸与先の医療機関などの好評を受け、来店客に少しでも安全・安心な環境を提供するため、全国の販売会社に順次展開する。
ウルトラバスターは、室内の空気を強力に吸い込み、筐体内に格納された6本の紫外線ランプの照射により除菌する装置である。専門機関による試験では、室内(25立方㍍)の浮遊ウイルスを約11分で90%低減、約21分で99%低減できる効果が確認できているという。
同社は「今後も“Light you up”の考え方のもと、お客様一人ひとりに最適なモビリティを提供するとともに、地域の活動に貢献できる取り組みを促進し、お客様に寄り添った企業を目指す」としている。