エコラン用の部品を寄贈する藤吉プロジェクトサブリーダー(左)

拡大
岐阜県中古自動車販売商工組合(岐阜市日置江、横山隆仁理事長)中濃支部は12月11日、関商工高等学校機械実習棟にて、関商工機械科2年生及び機械科職員を対象とした、自動車メンテナンスの基本講義「教育活性化事業」を実施した。
人口減少、少子高齢化、若者のクルマ離れなど、自動車業界を取り巻く環境は楽観視できないと考える同商組では、教育活性化事業を積極的に展開、今後の進路選択の参考にしてもらい、後継者不足、クルマ離れが問題視されている業界への人材投入を視野に入れている。
同事業は今年で5回目となり、約80名が参加、毎回受講者に興味を持ってもらうため、趣向を凝らした内容となっている。また、講義冒頭には今回のプロジェクトでサブリーダーを担当する藤吉真澄氏よりエコラン用電子制御燃料噴射システムコントローラーの寄贈式が行われた。
講師にはJU岐阜より専任スタッフ20名程度が参加。講義内容は、自動車メンテナンスの基本技術としてタイヤ交換の体験、ハイブリッド車の構造説明、タブレットを使用した車両診断、運行前点検などの他、今年も岐阜トヨタ自動車と日本自動車連盟(JAF)と連携、「ミライ」を使用して水素自動車の構造説明やVRゴーグルを使用したシートベルトの重要性体験などを行なった。