来場会員も多く、出品、成約が揃って前年を大きく上回る

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USS九州(佐賀県鳥栖市・安藤之弘社長)のオークション実績が好調に推移している。折からのタマ不足の中、全国のAA会場の総出品台数は前年実績をやや下回る状況にも関わらず、同会場の出品台数は4月以降、5カ月連続の前年超えを続けている。出品台数の前年超えを続ける一方、成約率の上昇傾向も強まり、出品台数、成約率が揃って前年を上回る状況が続く。「売り」と「買い」の活性化が進み、九州エリアの主要会場においても唯一の出品台数前年超えという状況。
同会場の8月出品台数は前年同月比5.8%増の1万4952台で、7月に続いての5%以上の伸び。1開催あたり出品台数も約200台のベースアップとなっている。
3月の出品台数は前年同月を下回ったものの、前年同月の5開催に対し4開催と、1開催少なかったことが要因で、1開催あたり出品台数は100台以上の上乗せとなっており、出品台数の増加傾向は前期末以前から持続している。
市場では6、7月あたりからタマ不足が深刻化した。同会場では6月の出品台数が前年同月比1.7%増とやや増加傾向が弱まったものの、「売れる会場」として、出品ニーズが集まり、7月には同5.5%増と勢いを強めた格好。成約率も60%台を安定確保し、底堅いAAで存在感を高めている。