日産ユーズドカーセンター(神奈川県座間市・奥山建社長)は7月20日、主催するNAA東京に於いて「NAA33周年記念AA」を開催した。
セレモニーで挨拶に立った奥山建社長は、「NAAは1970年に設立、オークションは1979年7月にスタートした。国内ではTAAに告ぐ歴史がある会場。これまで33年に亘りAAを開催できたことに感謝を申し上げたい。国内AAの第一四半期の出品実績は、191万5,000台(対前年比128%)、成約率は10ポイント減の54%、但し、成約台数は103万5,000台(同108%)と増加し、平均単価は7万ほど低下した。要因はエコカー補助金の影響で低年式車の流通が増え、成約率が低下、市場では小売り向けの良質車が品薄状態に陥っている。その中、当NAA東京の第一四半期実績は出品台数6,800台、前年度比140%、成約台数4,700台、前年度比124%、平均成約率70%の実績を収め、オークション業界全体実績を上回った。エコカー補助金が終われば、相対的に中古車が有利になると見ている。日産グループではこの夏以降に新型車の発売が多く予定されており、日産販社の下取り車を『より早く』『より多く』小売向けの良質車を出来る限り集荷し、会員皆様の期待に応えたい。当社は大きな規模ではないが車両検査で業界TOP水準を目指し、全会場の検査技能向上に取り組む」などと謝辞を述べた。
当日は記念AA特典として、先着200名にオリジナルスポーツタオル、ディズニーランドペアチケット10本、落札賞(末尾23号車・33号車)として清涼飲料水1ケースがプレゼントされた。同AAでは、高年式の日産車(シーマ・13台、フーガ・14台(HV2台含む)、キューブキュービック・12台、ジューク・19台、ムラーノ・9台など)、が多く出品されていた。
セリ後の記者会見で溝渕裕盛流通本部長は、「査定講習会をスタートさせた。今後、東・名・大の3会場で全社員に『検査員資格』を持たせたい。今後は利用が無い関東圏の日産系販社への営業も強化する。来年はコンピュータの入れ替えも計画している」と語った。